大森望×大前粟生×西崎憲「21世紀の偏愛的読書家」 in東京
イベントは終了しました
電子書籍はわたしたちの敵でしょうか、味方でしょうか? 電子書籍は読者に何をもたらすのでしょう? そして作者や流通をどのように変えていくのでしょう?
個人的には印刷から電子データへの移行にはとてつもない可能性が秘められていると思います。
紙の書物はけっしてなくならないと思いますが、書物という語の意味は今後かならず変わってくるでしょう。おそらく今後は両者の併存そして協力の時代に入っていくと思います。
インディーレーベル〈惑星と口笛ブックス〉は、電子書籍による出版、書物というものの可能性を極限まで探るべく発足しました。
今後刊行を考えているのは、以下のものです。
電子書籍オリジナルの小説・エッセイ・評論・詩・俳句・短歌。
各国の文学の翻訳、ジーン・リース、アンブローズ・ビアス、カリブ海の文学など。
日本の古典の現代語訳。たとえば「虫愛づる姫君」から、幸田露伴までのアンソロジー、江戸の歌書の現代語訳など。
再刊・復刻は、著名だが図書館に行かなければ読めないあまたの小説・人文書・詩集・歌集・句集。たとえば和泉式部、藤原良経、村野四郎や西東三鬼、そういった書き手のものが簡単に読めるとしたらどうでしょう。
絶版になったSF・ミステリー・ユーモア小説・幻想文学が手軽に読めるとしたらどれほど嬉しいことでしょう。
出すべきものは山のようにあります。
そしてこれまで、流通にはのらなかった戯曲、研究論文、大学の紀要、同人誌の傑作といったものも、広く世界に届ける価値はあるのではないでしょうか。
〈惑星と口笛ブックス〉キックオフ記念の今回のイベントには、各界で活躍されている大森望さんと、短篇集『のけものどもの』の著者大前粟生さんをお迎えしています。
お二方にお話をうかがいながら、電子書籍、出版、小説などについて楽しく話したいと思います。初夏の週末、どうか一夜お付きあいください。
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