トランプ大統領の黙示録:終末論ファシズムの台頭(5)【英語で学ぶ大人の社会科】第103回 10/5(日)20時オンライン
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トランプ大統領の黙示録:終末論ファシズムの台頭(5)【英語で学ぶ大人の社会科】第103回 10/5(日)20時オンライン
トランプ政権2.0の背景にある米国の終末思想とは何か。これまで語られることの少なかった米国の宗教と政治について英語で議論
2025/10/5(日) 20:00~2025/10/5(日) 21:30
2025年10月5日(日)夜20時@オンラインで開催する「英語で学ぶ大人の社会科」ワークショップは、国際的に著名なジャーナリストであるナオミ・クラインが英ガーディアン紙に寄稿した論説記事「The rise of end times fascism(「終末論ファシズムの台頭」)」を使い、米国における「宗教と政治」の関係性について英語で議論する第5回です。
トランプ大統領の黙示録:米国における終末論ファシズムの台頭(5)【英語で学ぶ大人の社会科】第103回 10/5(日)20時@オンライン第5回の教材は、The Guradian紙の記事をPDFで印刷した場合に、11ページの初めから(冒頭には5枚目の写真)13ページの半ば(その後に6枚目の写真-バンス副大統領)までになります。菊地夏野氏の抄訳では「気候危機とコロナとAIの脅威」という見出しで始まるセクションのひとつ前の段落(AI研究者のティムニット・ゲーブルとエミール・P・トレス)から始まり、「ヴァンス副大統領の最近の欧州滞在を考えてみよう。」という主文から始まる段落の半ば(イーロン・マスクへの言及)までになります。
なお、雑誌「世界」2025年7月号に、ナオミ・クライン、アストラ・テイラー著、中村峻太郎訳「終末ファシズムの勃興」というタイトルで、The Guardian紙の記事の翻訳版が掲載されています。
https://twitter.com/WEB_SEKAI/status/1930901221784576491
また、名古屋大学の菊地夏野准教授がこの記事の抄訳を公開しています。
ナオミ・クライン「終末論ファシズムの台頭」抄訳公開 菊地夏野
https://thirdfemi.exblog.jp/37972687/
AI の研究者である ティムニット・ゲブルとエミール・P・トーレス( Gebru and Émile P Torres)は、2024年に「TESCREAL( テスクリアル)統合体:優生学と汎用人工知能によるユートピアの約束」という論文を発表し、人工知能を開発する企業とビジネスエリートたちが共有する世界観のリスクに言及しています。
The TESCREAL bundle: Eugenics and the promise of utopia through artificial general intelligence
https://firstmonday.org/ojs/index.php/fm/article/view/13636
TESCREAL (テスクリアル)とは、まだ日本人にはなじみが薄い用語ですが、現代ビジネスの池田純一氏の記事によれば、以下の7つの思想(イデオロギー)を「束(バンドル)」にした造語であり、7つの言葉を統合することにより、時代認識を形作る「星座(コンステレーション)」のような意味を表現するものだといいます。用語は以下の言葉の頭文字をとってシリコンバレー界隈で使われています。
Transhumanism:トランスヒューマニズム
Extropianism:エクストロピアニズム
Singularitarianism:シンギュラリタリアニズム
Cosmism:コスミズム/宇宙主義
Rationalism:合理主義
Effective Altruism:効果的利他主義
Longtermism:ロングターミズム/長期主義
シリコンバレーのIT長者が信奉する「TESCREAL(テスクリアル)」の正体…それはもはや「SF脳」の産物だ
https://gendai.media/articles/-/124179
上記の英語論文の著者の一人、エチオピア出身のゲブルは、スタンフォード大学で情報科学の博士号を取得したAI倫理学の第一人者として知られる人物です。Apple、Microsoft、Googleに勤務経験があり、その中で顔認識ソフトウェアに人種ごとに大きな認識精度の差がある事実を指摘するなど、テック企業のAI倫理に警鐘を鳴らしています。
ゲブルとトーレスが危惧しているのが、汎用人工知能(AGI)の研究者たちは、そのようなシステムが構築可能か、また構築すべきかについて真剣に疑問を呈することなく、「全人類にとって有益な」「安全なAGI」の創出に取り組んでいるという姿勢です。著者は、標準的な工学原理に従って評価可能な特定用途システムとは異なり、「AGI」のような未定義システムは安全性を適切に検証できないと主張しています。この論文では、この目標の多くを動機づける規範的枠組みが、人種差別、外国人排斥、階級差別、障害者差別、性差別などを助長する役割を果たした20世紀の英米優生学の伝統に根ざしていると論じているのです。
皮肉なことですが、シリコンバレーのエリートたちが「世界の終末」に向けて動き出した理由は、1)気候変動による地球の破滅への不安、2)感染症の拡大による健康・死亡リスクの増大、そして最後に3)まさに彼ら自身が作り出したAIの暴走による核戦争のリスクの可能性を考えて、不安に駆られた結果なのです。そうして、こられの諸問題の原因を取り除くことよりも、自分たちだけが「生き延びられる」ように、せっせと「バンカー国家」を築き上げるのに血眼になっているのが彼らIT富豪たちです。
あなたは、この米国発の政治と経済、テクノロジーとイデオロギーの問題について、どう思いますか。このテーマについて議論するワークショップの詳細は以下のとおりです。
日時: 2025年10月5日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~
教材として、以下の英語記事を利用します。
【教材】
上記の通り、今回のワークショップの範囲は以下の記事PDFで11ページ初めから13ページ半ばまでです。
The rise of end times fascism Naomi Klein and Astra Taylor
【チケット】
チケットの申し込みは、このYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。
振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。
申し込み後(開催日前日までに)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。解説と設問はできるだけ早く送付します。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。
申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。
https://www.global-agenda-21c.com/contact
【場所】 オンライン
オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。
1)メインでは以下のオンライン会議システムを使います。
Google Meet(Gmailとリンクしています)
https://support.google.com/meet/answer/9302870?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
【ビデオ会議システム】Google Meet
ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。
申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。
ビデオ会議ツール「Google Meet」の利用方法
https://www.lifehacker.jp/2020/05/212607you-can-now-use-google-meet-to-host-free-video-conferen.html
【オンラインサロンGlobal Newsについて語ろう】
「オンラインサロンGlobal Newsについて語ろう」を始めました。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。
【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会
チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
サロン・ゴールド会員
一般
初回参加者
回数券(3枚)
見学のみ
販売条件
お支払い方法
チケットの取出し方法
お問い合わせ先
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9:00~21:00
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