ISACA名古屋 2026年4月度月例会案内 in愛知
ISACA名古屋 2026年4月度月例会案内
「侵入ではなくログイン」:見逃される攻撃とエビデンス・レイヤーの必要性
2026/4/18(土) 15:00~2026/4/18(土) 17:00
イベント受付開始時間 2026/4/18(土) 14:50~
>>>会場とオンラインのハイブリッド開催です
講演タイトル:
「侵入ではなくログイン」:見逃される攻撃とエビデンス・レイヤーの必要性
講演概要:
近年、日本のサイバーセキュリティ規制は、「ログの取得」から「ログによる責任追跡性の確保」へと進化しています。経済安全保障推進法、金融庁ガイドライン、個人情報保護法などにおいては、異常の検知だけでなく、その根拠を示す証跡の提示が求められるようになっています。一方で、内部不正インシデントや認証情報窃取型ランサムウェアによる被害企業数は増加しており、被害コストも企業あたり世界平均で年間30億円規模に達しているとの報告があります。しかし、これらの攻撃は依然として従来の手法では十分に防げていないのが現状です。その背景には、現在のセキュリティ対策の基本パラダイムがあります。多くの手法は行動の「平均構造をベースにしたAI(Mean-based AI)」に依存し、通常の振る舞いをモデル化し、その逸脱を検知します。しかし、攻撃者はこの前提を逆手に取り、フィッシング等で窃取した認証情報を用いて正規アカウントで「侵入ではなくログイン」し、「正常範囲内」で行動することで検知を回避します。本講演では、監査ログに対する「ゆらぎベース解析(Fluctuation-based Analysis)」という新たな視点を提示します。コマンドやパラメータの組み合わせに現れる、従来はノイズとして扱われてきた「希少ではあるが異常なゆらぎ」に注目することで、統計的には正常に見える挙動の中から、内部不正や認証情報を悪用した攻撃の初期兆候を抽出することが可能となります。さらに本手法は、単なる検知にとどまらず、再現可能なログ解析結果としてのエビデンス・レイヤー(Evidence Layer)を形成し、インシデント対応のみならず、継続的なセキュリティ・アシュアランスを支える説明可能な新しいAI基盤を提供します。本講演では、日本の規制環境に適合した新たなセキュリティモデルとして、従来の平均構造をベースにした分析を補完する「ゆらぎ解析」と「エビデンス・レイヤー」の有効性を解説します。
講師:チャンギュウ・キム氏 AUBE Security, founder & CEO
小川智史氏 株式会社東陽テクニカ
30年以上にわたりサイバーセキュリティと先端テクノロジーの最前線で事業成長と戦略構築を牽引。Synopsys、nCipher をはじめとする世界的セキュリティ企業、ならびに欧米のハイテク系スタートアップにおいて、アジア太平洋地域の統括責任者やグローバル戦略リーダーを務め、重要インフラ事業者、国際的な政府機関・規制当局との協業を通じ、企業や国家レベルで求められる安全保障・運用要求を深く理解し、エコシステム構築とパートナー戦略において独自の実績を築いてきた。
米国テキサス大学オースティン校 物理学学士、UCLAアンダーソン・スクール・オブ・マネジメント
EMBA
注意事項等:
- チケットは、参加方法(会場、オンライン)と属性(支部会員、他支部会員、学生、非会員)の組合せです。
チケットは一人一枚です。既に購入されている方が再度購入するとエラーとなりますのでご注意ください。- 参加方式の変更をしたい場合チケットはそのままで以下に従ってください。
・会場参加からオンライン参加に変更する場合
会場参加者の人数把握のため、事務局 office@isaca.nagoya までご連絡願います
・オンライン参加から会場参加に変更する場合
会場定員に余裕がある場合は変更可能ですので、前日までにoffice@isaca.nagoyaまでメールでご連絡ください。
連絡なしで直接来場された場合、定員オーバーで入場をお断りする場合があります。- 当日発熱や倦怠感のある方は、会場入場はご遠慮ください。自宅を出る前に体温測定、体調確認を行い、発熱等がある時はオンライン参加をお願いします。
- 月例会後に懇親会を行います。(5,000円程度、講師も参加します)
※懇親会参加アンケートは4月10日(金)18:00に締め切りました。
※懇親会に参加される方にお願いです。当日欠席の場合、お店側の都合によりキャンセル不可のため参加費を後日請求させて頂くことになります。参加できなくなった場合は、懇親会前日の4月15日(水)20:00までに事務局まで連絡願います。
