ポスト資本主義と民主主義【英語で学ぶ未完の資本主義】第21回8/17(日)20時@オンライン
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ポスト資本主義と民主主義【英語で学ぶ未完の資本主義】第21回8/17(日)20時@オンライン
2024年9月から始まった「英語で学ぶ未完の資本主義」について議論するワークショップ。2025年8月のお知らせです。
2025/8/17(日) 20:00~2025/8/17(日) 21:30
2024年9月から始まった講座&ワークショップ「英語で学ぶ未完の資本主義」。第20回は米国で最も影響力のある経済学者の一人である、タイラー・コーエン(Tyler Cowen)の主張を取り上げます。現在、ジョージ・メイソン大学経済学教授であるコーエン氏の専門は貨幣経済学、ミクロ経済学、政治哲学、社会哲学と幅広く、様々な視点から現代社会の分析を試みているのが彼の強みでもあります。今回のワークショップは、彼の著作での主張をもとに経済学と資本主義、社会との関係性について英語で議論する第4回です。
ポスト資本主義と民主主義【英語で学ぶ未完の資本主義】第21回8/17(日)20時@オンライン2025年8月17日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップ「英語で学ぶ未完の資本主義」第21回は『大格差~機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』(2014年)、『大分断〜格差と停滞を生んだ「現状満足階級」の実像』(2019年)など多くの書籍が日本語でも発表されているタイラー・コーエン教授の主張を取り上げます。「英語で理解する未完の資本主義」の第5章の最後のセクション「資本主義に代わるものはない」「今日の民主主義」(p138-143)を使い、英語で議論します。設問はこの記事の以下のセクションの内容も踏まえた形で設定しますので、書籍の購入がまだの方も、ぜひご参加ください。
2011年にForeign Policy誌が選ぶ「世界の思想家トップ100」の一人に選ばれたコーエン教授は「大停滞」「大格差」といった米国の格差社会の原因と現状を分析した著書を立て続けに発表し、いずれもベストセラーとなりました。「未完の資本主義」のインタビュー内で、彼は近年、議論が盛んな「ポスト資本主義」と民主主義の危機について論じています。
前者は、現在の資本主義のあり方が生み出す現代社会の歪みから生まれた考え方です。経営学の権威、P.F.ドラッカー教授がは1993年に早くも資本主義社会の行き詰まりを予見した著書「ポスト資本主義社会」を発表し、注目を集めました。英語版は以下のサイトから閲覧することが可能です。
Post-capitalist Society by Peter F. Drucker
http://pinguet.free.fr/drucker93.pdf
特に2008年以降のリーマン・ショック以降、post-capitalismについて論じる学者や作家が増えています。英国の作家、ジャーナリストのPaul Masonは、その中の代表的な一人です。
The end of capitalism has begun
https://www.theguardian.com/books/2015/jul/17/postcapitalism-end-of-capitalism-begun
「ポスト資本主義」という概念が生まれ、それが待ち望まれる背景については、以下の記事が詳しく論じています。
「ポスト資本主義」とは何か?【第1回】 なぜ「ポスト資本主義」が待望され、価値転換を図ろうとしているのか? 人類史を変えた資本主義の正体とは
https://infolounge.smbcc-businessclub.jp/articles/720
また、日本ではその分野の第一人者である広井良典教授が発表した以下の著書が有名です。
「ポスト資本主義: 科学・人間・社会の未来」(広井良典 著:2015)https://www.iwanami.co.jp/book/b226337.html
この著書が執筆された動機や趣旨について、広井教授は以下の記事内で簡潔に説明しています。
「スーパー資本主義」対「ポスト資本主義」のゆくえ: 「火の鳥」に学ぶ「超長期プラス文理融合」の視座:広井 良典
https://toyokeizai.net/articles/-/664064
一方、タイラー教授は、ポスト資本主義と合わせて、ポピュリズムの台頭から「authoritarian state(権威主義国家)」の拡大へと進みつつある昨今の民主主義の危機的状況についても論じています。彼がインタビューを受けたのは第2期トランプ政権の前ですが、現状を見れば、彼の予感は当たっていたように思います。
あなたは、彼が論じた政治経済と資本主義、社会の関係性についてどう思いますか?一緒に考えてみましょう。
日時: 2025年8月17日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~
【チケット】
チケットの申し込みは、このYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。
振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。
申し込み後(開催日前日までに)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。解説と設問はできるだけ早く送付します。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。
【場所】 オンライン
オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。
メインでは以下のオンライン会議システムを使います。
Google Meet(Gmailとリンクしています)
https://support.google.com/meet/answer/9302870?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
2019年に出版されたインタビュー集『未完の資本主義』。その特徴は、現代社会で「知の巨人」たちと呼ばれる気鋭の識者7人に、「テクノロジー」と「経済」の観点から今後の資本主義の行く末について尋ねる内容となっています。
未完の資本主義:テクノロジーが変える経済の形と未来https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84372-8
今回新たに、この書籍の英語版の内容と関連記事について月2回のペースでワークショップを開催していく予定です。以下、それらの識者のラインナップです。
ポール・クルーグマン(ノーベル賞経済学者)――我々は大きな分岐点の前に立っている
トーマス・フリードマン(『フラット化する世界』著者・NYタイムズコラムニスト)――「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる
デヴィッド・グレーバー(文化人類学者・ウォール街占拠運動の理論的指導者)――職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する
トーマス・セドラチェク(『善と悪の経済学』著者・チェコ共和国経済学者)――成長を追い求める経済学が世界を破壊する
タイラー・コーエン(ジョージメイソン大学教授・経済学者)――テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく
ルトガー・ブレグマン(ジャーナリスト・歴史家)――ベーシックインカムと1日3時間労働が社会を救う
V・M=ショーンベルガ―(オックスフォード大学教授・ビッグデータの第一人者)――「データ資本主義」が激変させる未来
英語版の書籍はこちらです。
英語で理解する未完の資本主義https://book.alc.co.jp/book/b10029862.html
「インタビューの英語書き起こし」「日本語訳」「用語解説」「7人のインタビュー音声」をまとめた、「英語を学びながら、英語で学べる」1冊です。英語を使って勉学・仕事をしたり、最先端の知に関心のある人におすすめの内容です。
チケット情報
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