宇野重規×富永京子「「わがまま」時代の民主主義」 in東京
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社会学者で、社会運動の研究をされている富永京子さんが『みんなの「わがまま」入門』(左右社)を上梓しました。
デモや署名活動など、社会運動はどこか近寄りがたく、「わがまま」と感じられるものとして捉えられることが多いそうです。
本書ではどうして社会運動は近寄りがたいのか、なぜ私たちは意見を言うことに抵抗感をもってしまうのかを、一旦“遠い”社会運動ではなくて、「オフィスの冷房が寒すぎるから、温度を上げてほしい」 といった日常の「わがまま」の例から考えています。
では声を上げ、権利を主張することができたとして、どうやって意見の異なる人と、対話をすすめることができるのか。多様な人々の多様な意見の落とし所をみつけ、社会に反映するために、どういう仕組がありえるのか。
今回は『民主主義のつくり方』『未来をはじめる』などの著者、政治学者の宇野重規さんをお迎えして、「わがまま」を言ったあと、その声を社会に反映させていくことについて考えます。
【出演者プロフィール】
宇野重規(うの・しげき)
東京大学社会科学研究所教授。専門は政治思想史、政治哲学。1967 年東京都生まれ。1996 年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。著書に『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『政治哲学的考察―─リベラルとソーシャルの間』(岩波書店)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『未来をはじめる』(東京大学出版会)ほか多数。
富永京子(とみなが・きょうこ)
1986年生まれ。日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、立命館大学産業社会学部准教授。社会学的視角から、人々の生活における政治的側面、社会運動・政治活動の文化的側面を捉える。著書として『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)、『社会運動と若者』(ナカニシヤ出版)、『みんなの「わがまま」入門』(左右社)。ほか連載に、毎日新聞「時事ウオッチ」、朝日新聞「富永京子のモジモジ系時評」など。
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