論文執筆のための読書術:導入編【高校生~社会人対象】7/31(水)20時@オンライン
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論文執筆のための読書術:導入編【高校生~社会人対象】7/31(水)20時@オンライン
レポート作成のための読書とは何か。多様な情報や意見をどのように集約し、新たな知見を築くのか。そのための読書術を指導。
2024/7/31(水) 20:00~2024/7/31(水) 21:00
なぜ、いま論文執筆のスキルが重要か
日本の教育制度が大きな転換点を迎えています。技術革新による産業構造の劇的変化、少子高齢社会の到来により、働き始めてから大学院に進学したり、資格の取得を目指すリスキリングが一般的になりました。また、これと前後して、日本の大学入試も、複数科目の試験に取り組む一般入試ではなく、小論文などを課す「総合型選抜制度」が中心になりつつあります。近年、私立大学では入学者の6割がこの方式による受験を選択しており、国公立大でも3割に迫る勢いです。
上記の社会人大学院入試や大学の「総合型選抜制度」による入学試験双方で小論文の執筆スキルは、非常に重要です。そして、大学院は言うまでもなく、コロナ禍を経て、多くの日本の大学の学部でも欧米の大学の科目履修で要求されるようなレポート(英語ではessayやterm paperと呼ばれている)の提出を頻繁に学生に求めるようになりました。
アカデミック・ライティングの訓練が日本では不足しているそれにもかかわらず、論文執筆のスキルを教えている日本の高校・大学は非常に少ない現実があります。なぜなら、肝心の教員自体が日本の大学で自分の指導教官以外から論文の執筆方法を学ぶことが稀だったからです。また、大学受験に限って言えば、ほとんどの高校生は小論文の執筆スキルを、学校ではなく、私塾で学んでいるようです。
アカデミック・ライティング: なぜ訓練が重要なのか|Global Agenda
https://note.com/globalagenda/n/n2589ef5f9d01?sub_rt=share_h
一方、学術・経済のグローバル化により、近年は、英語での論文を大学入試や大学内の科目履修並びに卒業論文で要求されることもあります。もちろん、海外留学を予定している方、研究者を目指す方には、英語論文の執筆スキルは必須です。このような状況に対応して、Global Agendaは日本語・英語の論文講座を数年前から開講しています。
【論文の教室】基礎・実践編-大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座@オンライン 4/29 (土)|Global Agenda
https://note.com/globalagenda/n/n3895dbd086c8
上記は日本語のレポート及び論文のための執筆講座ですが、以下は学術論文やエッセイなど英語論文執筆のための講座です。
【目次】英語論文講座 Unit 0-7 |Global Agenda
https://note.com/globalagenda/n/n3178ec3200db
批判的思考力をどう鍛えるかまた、論文執筆以前に問題なのが、論文作成に向けて、どのように資料を読み込むか、それをどのように批判的に考察するか、といったスキルを学ぶ体験が、日本ではさらに少ないことです。これを受けて、過去数回、メディア・リテラシー、統計の読み方、仮説・研究設問の設定に関する課題などを学ぶ「批判的思考力を鍛える」というワークショップを開催しています。
講義&ワークショップ「批判的思考力を鍛える-A」第7回 12/29(金)20時@オンライン|Global Agenda
https://note.com/globalagenda/n/n5ab333abe351
(小)論文執筆のための読書会ただ、上記の講座は、主に研究や教育指導などを念頭に置いた、比較的高度なスキルの獲得にフォーカスしている内容でした、そのため、その前段階の、どのように資料(書籍・論文)を読み、それをどう自分の論文(研究)に反映させるかを学ぶ「論文執筆のための読書術」を実践的に体験する「小論文執筆のための読書会」の開催を企画しています。
この企画を実行するにあたって、医療・保健系のテーマを扱うのが最適なのではないかと考えています。超高齢社会を迎えて、「健康」は多くの人にとっての関心事です。これを受けて、近年、医療・保健系の大学の学部が学生に人気です。これらの学部では入試に小論文が課されることが多く、そこで出題されるテーマは「ヤングケアラー」「ワンオペ子育て」「人口減少を踏まえた地域活性化」など、一般人の保健・医療の研究に対するイメージを超えた、広く社会問題について考える内容になっています。
【2024年版】医療・保健系学部の小論文 テーマの傾向と対策
https://axis.onl/reports/syoronbun-iryou-hoken/
以下の書籍は、2023年4月に東京で開催された第31回日本医学会総会を記念して企画された書籍で、近年の「医療の変革」に関する論文を9本含んています。
【使用テキスト】「医の変革」(2023)岩波書店
コロナ禍での医療、AI等の技術革新、少子超高齢社会…。日本医学会総会を機に各分野の専門家が今後を展望。
https://www.iwanami.co.jp/book/b618317.html
【その他参考資料】上記のテキストが少し難易度が高いので、以下の書籍はそのための副読本として使えます。
医と人間 - 岩波書店
先制医療,iPS細胞,ロボット治療,がん治療,チーム医療,災害医療….医学会の研究・実践を結集.
https://www.iwanami.co.jp/book/b226322.html
現在企画している「小論文執筆のための読書会」では、各回でこの書籍内の論文を一本ずつ、参加者が事前に通読したうえで、その内容をあらかじめ与えられた手順に沿って、考察し、そこから得た知見を発表していくという構成で企画しています。このように、自分なりに資料を消化することで、その内容を自分の論文の執筆に生かすことができます。このプロセスは、学術論文では「Literature Review」と呼ばれており、研究において、大変重要な作業のひとつです。
このワークショップの参加者は10名以下で、場所はオンライン、時間は60-80分、参加費は1回につき、2,000円~(会員割引や回数券も設ける予定)と考えています。内容については、以下のワークショップの参加者の意向も踏まえて、再検討する予定です。
論文執筆のための読書術:導入編【高校生~社会人対象】7/31(水)20時@オンライン「(小)論文執筆のための読書会」を始めるにあたって、論文執筆のためにどのように資料を読むべきか、そのスキルや目的について解説する「論文執筆のための読書術:導入編【高校生~社会人対象】7/31(水)20時@オンライン」セミナーを開催します。
今後、小論文や大学のレポート、そして本格的な論文執筆に取り組む方の参考になるような情報を提供しますので、上記の読書会に参加する予定のない方も、ぜひご参加ください。
詳細は以下の通りです。
日時: 2024年 7月31日(水)20時~21時
場所: オンライン
費用: 1,300円~
チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。なお、銀行振り込みを選択した場合、額面価格より100円引きの割引価格が適用されます。
1)【Yahooチケットからの申し込み】【セミナー】論文執筆のための読書術:導入編【高校生~社会人対象】7/31(水)20時@オンライン
2)【銀行振込での申し込み】振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。振込指定先は三井住友銀行ですが、三菱UFJ銀行をご希望の方は、同じく下記の頁からご連絡ください。
https://www.global-agenda-21c.com/contact
詳細オンラインでの参加申し込みをした方にはGoogle Meetの会議の招待状と設問を送付します。会場参加は別途、ご案内のメールを送ります。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。
【準備】オンラインの場合(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホ+Gmail アカウントを準備願います)
メインでは以下のオンライン会議システムを使います。
Google Meet (Gmailとリンクしています)
【注意事項】できるだけ、マイク付きイヤホンをご用意ください。音が反響せず、聞き取りやすくなります。また、可能であればLANケーブルでつないだ方が通信が安定します。
【キャンセル・欠席の扱い】欠席された場合は次回あるいは別セミナーに振り替えとします。
希望者には後日それを基に書いていただいた論文の添削と個人指導をいたします。集団指導コースも今後のニーズを見ながら、随時開催予定です。オンラインの開催も計画しています。遠方の方にはSkypeやGoogle Meetを利用した講義と添削サービスを提供いたします。
【講師】
Dr. Kuniko Shibata, Global Agenda 代表
【講師の略歴】
The London School of Economics and Political Science (LSE) 博士課程卒業, PhD in Regional Planning. 日本の大学を卒業後、営業職から米国への語学留学、大手外資系企業の役員秘書職を経て、英国の大学院で公共政策(地域都市政策)の博士号を首席(Distinction)で取得。米国のロータリー財団と南オーストラリア州政府からフェローシップを得て、カナダのThe University of British Columbia、豪州のThe University of Adelaideの都市政策研究科に客員研究員として留学。主に国際学術雑誌及び欧米の出版社から研究成果を発表。論文は国際学会での受賞等、海外で高い評価を得ている。過去25年間、国内外で政府、シンクタンク、大学、企業等の依頼を受け、公共セクターのリサーチャー並びにコンサルタントとして政策研究及び市場調査に従事する。都市計画、地域振興、観光/文化、環境/エネルギー、医療/介護福祉、コンプライアンスなど幅広い分野をカバー、白書や政府委員会レポート等の執筆、外国政府・企業関係者との交渉を引き受けてきた。現在は、関西を拠点に政策調査、日本企業の海外展開支援及び調査コンサルティング事業、海外企業の日本市場におけるマーケティング及び販路開拓支援、グローバル人材教育事業を手掛けている。
オンラインサロンについて
「オンラインサロンGlobal Newsについて語ろう」を始めました。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。
https://globalagenda.wixsite.com/morningenglish
チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
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