子牛の急性腹症における画像診断 Nosai宮崎 中村聡一郎先生
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宮崎、鹿児島しゃくなげ会で講演していただいたNosai宮崎の中村聡一郎先生によります、子牛の急性腹症における画像診断を行います。
疝痛症状のある子牛を前に、手術を即決できる獣医師はどれだけいるでしょうか。
いざ開腹したときには手遅れ、開腹したけどどこにも異常が無かった、そんな経験ありませんか?
私自身、「腸捻転のときは眼球陥没するはずだ」「元気だから様子を見よう」のように臨床症状に頼って診断したために、手術すべきタイミングを逃して死亡させたり、自分の診断と開腹時の状態が違って焦ったり、今思えば牛たちにかわいそうなことをしてきました。
私が急性腹症の画像診断に取り組むきっかけになったのは腸間膜根捻転の症例でした。
疝痛はあるものの元気に走り回っている子牛で、聴診しても腸は元気に動いていました。
当然、内科治療で様子を見るところですが、興味本位で撮影したX線画像には捻転してガスがたまった盲腸、結腸がしっかり映っていました。
これを機に、臨床症状は発生から時間がたたないと悪くならない、明瞭化してからの手術では遅いと考えるようになり、臨床症状に頼る診断から画像を組み合わせた診断にシフトしてきました。
超音波検査とX線検査を組み合わせてデータを蓄積し、診療ガイドラインが作れれば現場ですぐに手術の判断ができるだけでなく「新人でもベテランでも同じ画像を見れば同じ診断を下せる」ようになるはずだと信じて画像を集め続けています。
本セミナーでは牛の臨床現場で働く先生方の助けになれるよう、具体的な撮影方法、読影や手術に役立つ解剖知識、各疾患の特徴的な画像所見などを説明します。
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子牛の急性腹症における画像診断
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