【神保町・神田伯剌西爾】第148回 ポエトリーカフェ《色 篇》 in東京

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【神保町・神田伯剌西爾】第148回 ポエトリーカフェ《色 篇》

2023/11/25(土) 10:00~2023/11/25(土) 12:00

神田伯剌西爾(神保町)

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第148回【ポエトリーカフェ:テーマ「色 篇」】

[日時] 11/25(土)10:00~12:00(定員14名ほど)
    ※当会限定「ポエトリーおやつ」!あり(伯剌西爾さん協力)
[会場]神田伯剌西爾(神保町)*右の小部屋
       ※半蔵門線・三田線・新宿線「神保町」A7出口徒歩3分
      書泉グランデ脇小宮山ビルB1F(小宮山書店の脇道を入って右の地下)

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さて。2023年11月の「ポエトリーカフェ」は、テーマ〈色 篇〉でお届けします。
世界はさまざまな色であふれています。たとえば「人間」をとっても、一人ずつ、肌、瞳、髪の毛の色がちがいます。そして、各々の異なる信条・宗教、価値観・感受性をもっていて、それは互いに大切にすべきものです。

「詩」には、古今東西・日本海外と〈色〉にまつわる、さまざまな作品があります。ざっと手元の本で〈色〉が印象的な詩を見てみたのですが… やあ、白・黒がやはり多く、次に緑・青・赤、黄・茶・紫、水色、桃色や金・銀などがくる感じかな。
また、その中で多くの未知の色と名前に出会えたのにも、ときめきました。
ちなみに、自分は緑、灰色系のピンク・水色などスモーキーな色が好きです。
みなさんは、どんな色がお好きでしょうか。つい、選んでしまう洋服の色は?

そんなわけで、テーマ〈色〉篇。詩が好きなかた、ふれてみたいかた、自分の人生や創作に生かしたいかた…etc、どんなかたでも大歓迎です。知識・予習も不要。初めての方もお気軽にご参加下さいませ。
未知の詩や詩人・色、心にも出会っていただけたら、うれしいです。

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★[ちょこっと詩を紹介]

中桐雅夫「海」より

根府川と真鶴の間の海の
あのすばらしい色を見ると、いつも僕は
生きていたのを嬉しいと思う、
僕の眼が
あの通りの色なら
すべての本は投げ棄ててもいい。
沖の方はパイプの煙のような紫で、
だんだん薄い緑が加わりながら岸へ寄せてくる、
岸辺にはわずかに白い泡波がたち、
秋の空の色とすっかり溶け合って、
全体がひとつの海の色をつくっている、

*
ああ、この色を僕の眼の色にできるなら、
生きてゆく楽しさを人にわかつこともできるだろう。(『現代詩文庫38 中桐雅夫詩集』)

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工藤直子「地球は」

地球は
みどりを着るのが好き
とりわけ雨あがりは
洗いたてのシャツ
いきものを ブローチのように
くっつけて
地球 いばっている

みどりは
お前の晴れ着だね   (『工藤直子詩集』)

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塔和子「めざめた薔薇」

あなたの言葉で
白い花びらを楚々とひらいて
あどけなくめざめた薔薇がある

セルリアンブルーの空から
光がほどけて飛び散る朝のことだ

渚の砂に山鳩がたわむれ
木に風があそび
ああ
風景さえ今日は
その薔薇を支えて新鮮

私は軽快なリズムにのって歩くように
心が白い薔薇でゆれるのを見ながら
ひと日すごした         (『めざめた薔薇』)

*11歳でハンセン病を発病、療養所で生涯を送った詩人

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リチャード・ブローティガン「ライオンは風に乗って黄色いバラのように」
 高橋源一郎訳

ライオンは風に乗って黄色いバラのように
大きくなっていく
わたしたちは古い庭園の中で
ゆっくりと後ろを振りかえる
咆哮する黄色い花々
わたしは振りかえりたい
わたしは振りかえろうとしている
いや、わたしは振りかえった
どうも、ありがとね   (『ロンメル進軍』)

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パウル・ツェラン「死のフーガ」より 飯吉光夫訳
 
夜明けの黒いミルクぼくらはそれを晩にのむ
ぼくらはそれを昼にのむ朝にのむぼくらはそれを夜にのむ
ぼくらはのむそしてのむ
ぼくらは宙に墓をほるそこなら寝るのにせまくない
ひとりの男が家にすむその男は蛇どもとたわむれるその男は書く
その男は書く暗くなるとドイツにあててきみの金色の髪マルガレーテ
かれはそう書くそして家のまえに出るすると星がきらめいているかれは
 口笛を吹き犬どもをよびよせる      (『罌粟と記憶』)1952)

*ドイツ系のユダヤ人。自身は強制労働収容所にて労働に従事。
両親ともナチスの強制収容所にて死去。収容所の詩を書き続けた。

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【ポエカフェって何?】
「ポエトリーカフェ」とは、2009年秋より「入りやすい、詩の入口を作ろう!」との思いでスタートした《気さくな詩の学び場》です。詩の活動を始めて以来「興味はあるけど、誰からなにから、読んだらいいのか」「楽しみ方が分からない」という方々に多く出会ってきました。
そんな方々のなにか手がかりになれればと、こんな会をやっています。
ポエカフェ本編に入る前にミニ自己紹介を設け、Pippoが詩人の生涯を紹介しながら、
ご参加の方々に朗読いただき、自由に感想をのべてもらい、語らったり、自然に詩や詩人と親しめる流れをつくっています。

【今回の「ポエカフェ」開催にあたって:及び 今後の方針】
このテーマ回、じつは 2020年2月に神保町・伯剌西爾にて開催予定だったのですが、コロナ下に入り、感染予防のため、やむなく中止としたものです。のち 2020年8月~2023年現在までの約三年間は、オンラインで会を続行してきました。
しかし、十年以上の間、喫茶店にて顔と顔を合わせ、皆で詩を語らってきたのです。
いい加減、喫茶店で密でやりたいんだ!との思いが強くなり、三年半ぶりに伯剌西爾での再開を決めました。ただ、遠方のかた、感染を避けたい境遇にある方などのために、オンラインでの開催もつづけます。今後しばらくは、「ポエトリーカフェ」はだいたい隔月で、喫茶店・オンライン(ZOOM)の併催をしてゆく予定です。(Pippo)


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[ご参加の方へ]
★1:会で使用する〈テキスト〉は事前にpdfにてご送付します。紙のテキストでご希望のかたには郵送いたします。

[ご参加にあたってのお願い]

★コロナ等の感染対策として、マスクの着用をお願いいたします。

★〈会で使用するテキスト〉は少人数の本講座用に作成したものです。コピー配布や、第三者へ貸与など、受講目的以外の用途で使用することは、お控えください。
★〈ポエトリーカフェ〉は、みなで作品や詩人にふれて、楽しむことを目的とした会です。他のご参加者のかたがたへの強い批判・否定、またハラスメントにあたる言動等はお控えください。注意してもやめない場合、退場いただくこともあります。

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2023/10/26(木) 16:00~

2023/11/20(月) 15:00

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【神保町・神田伯剌西爾】第148回 ポエトリーカフェ《色 編》

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