【あんず文庫】 “詩の読書会” ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第167・168回) in東京

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【あんず文庫】 “詩の読書会” ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第167・168回)

双方向コミュニケーション型《気さくな詩の学び場・朗読》

2025/9/15(月) 14:00~2025/9/15(月) 20:00

あんず文庫

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【詩の学び場/読書会: ポエトリーカフェ・室生犀星 篇】第167・168回)

[日時] 9/15(月祝)

第一部:14:00~17:00(開場 13:30)[定員 15名]
  (一部のみ、1時間ほど《馬込・室生犀星 ミニ文学散歩付》)

第二部:18:00~20:00(開場 17:40)[定員 14名]

【ご参加費】  ¥2000、1D別室生犀星の年譜・作品テキスト込)
 *当会限定 ポエトリーおやつ有
      
*少人数定員のため、交替制で一日、二回の開催となります。第二部の方は[《馬込・室生犀星 文学散歩]はありません。ご都合のよい時間帯の方をお申込みください。

【会場】あんず文庫 〒143-0023 東京都 大田区山王2-37-2 パセオ山王101 JR 大森駅から徒歩10分、または都営地下鉄浅草線 馬込駅から徒歩12分)
 
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さて。9月の ポエトリーカフェは、おまちかねの 室生犀星 篇 です!
困難な幼少年期を過ごしながらも、北原白秋を師に萩原朔太郎を友に。俳句や抒情詩から出発し、やがて小説をもバリバリものしてゆく――繊細かつ バイタリティあふれる 詩人。わたしは、犀星の詩や小説がとてもすきですが、それとともに一人の人間として惹かれ、敬慕してやみません。

今回の開催に至った経緯をちょっとお話しますと。
室生犀星を愛し、大森に2019年9月に古書店「あんず文庫」を開店した、加賀谷さんにお話を伺ったのが、まさにコロナ台頭期の 2020年3月のこと(⇒『一篇の詩に出会った話』に収録)。以来「《ポエトリーカフェ・室生犀星 篇》をあんず文庫で、いつかできたらいいね」と言い合ってきました。そうこうするうち… 長引くコロナ禍下で3年間、オンライン開催のみだった「ポエカフェ」も 2023年11月に喫茶店で再開。そして…
ことし9月、5年越しの夢となっていた「犀星ポエカフェ@あんず文庫」がついに実現の運びとなりました! また、2025年 9/14で「あんず文庫」は祝・開店6周年を迎えます! おめでとう!!

1928年11月。室生犀星が一家で大森に移住してから、約100年(97年)のことし。
犀星の愛した地、大森・あんず文庫での《ポエトリーカフェ・室生犀星 篇》。
この機に室生犀星の作品と人に、みなで楽しくふれてみませんか。

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【ポエカフェって何?】:「ポエトリーカフェ」とは、2009年秋より「入りやすい詩の入口を作ろう!」との思いでスタートした《気さくな詩の学び場》です。詩の活動を始めて以来「興味はあるけど、誰からなにから読んだらいいのか」「楽しみ方が分からない」という方々に多く出会ってきました。詩や詩人に楽しくふれ、よき"読み手”となるために、あるいはよき創作のために、どうぞお入りを。

本編に入る前にかんたんな自己紹介タイムがあり、のちに Pippoが詩人の生涯を紹介。ご参加の方々に作品を朗読いただき、感想・鑑賞など、自由に語らってゆきます。自然に詩や詩人と親しめる流れにしてますので、詩や詩人の知識などなくても大丈夫。初めてのかたも大歓迎!

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《室生犀星》詩人・作家(1889-1962) 石川県金沢市生

[略歴]1889年8月1日に生れる。父は加賀藩士だったが、生まれて間もなく、住職の内縁の妻にもらわれ、犀川のほとりの寺で育つ。幼少年時を困難な環境で過ごし、高等小学校を中退。裁判所給仕をしながら、文学にめざめ、俳句・短歌を作る。18歳頃から詩作を開始。北原白秋に心酔し、その主宰誌「朱欒」への投稿を通じ、のちに親友となる、萩原朔太郎に出会う。29歳『愛の詩集』『抒情小曲集』刊行し、賞賛をえる。30歳頃より、小説を作るようになり、小説家としても広く認知・支持をえてゆくが、生涯を通じて詩から離れることはなかった。1928年(39歳)より、大森(馬込文士村 内)に家族で住まい、終の棲家とした。72歳没。詩集は他に『星より来れる者』『鶴』『寂しき都会』『動物詩集』など。詩人・小説家をしっかりと両立させ、活躍した 稀有な作家である。

~~ 「詩」をチョコっとご紹介  ~~

「はる」

おれがいつも詩をかいてゐると
永遠がやつて来て
ひたひに何かしらなすつて行く
手をやつて見るけれど
すこしのあとも残さない素早い奴だ
おれはいつもそいつを見ようとして
あせつて手を焼いてゐる
時がだんだん進んで行く
おれの心にしみを遺して
おれのひたひをいつもひりひりさせて行く
けれどもおれは詩をやめない
おれはやはり街から街をあるいたり
深い泥濘にはまつたりしてゐる  (『愛の詩集』1918)
 

「小景異情」より

 その二

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土(いど)の乞食(かたい)となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ泪(なみだ)ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや  (『抒情小曲集』1918)


【参考文献】*入手しやすいものをご紹介 [青空文庫でも読めます]
【詩集/句集】『室生犀星詩集』福永武彦 編(新潮文庫)、『室生犀星詩集』室生犀星自選(岩波文庫)、『室生犀星詩集』(ハルキ文庫)、『室生犀星俳句集』(岩波文庫) 
【小説/随筆】『杏っ子』(新潮文庫)、『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ』(講談社文芸文庫)、『我が愛する詩人の伝記』(講談社文芸文庫)、『女ひと』(岩波文庫)
【龜鳴屋の本】『犀星スタイル』『をみなごのための室生家の料理集』『動物詩集』『室生家には猫がゐて(愛猫白黒写真集)』『犀星童話集 龍の笛』他

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[ご参加の方へ]
★会で使用するテキスト:年譜・作品テキスト(全詩より代表作30~40篇をまとめたもの)を事前にpdfにてメールご送付します。紙でご希望のかたには郵送します。

[ご参加にあたってのお願い]
★コロナ感染予防のため、マスク着用をお願いします(任意)。
★〈会で使用するテキスト〉は少人数の本講座用に主宰が作成したものです。コピー配布や、第三者

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2025/8/3(日) 16:00~

2025/9/7(日) 23:55

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【キャンセル待ち】第ニ部(18:00~)【あんず文庫】 ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第168回)

無料

【キャンセル待ち】第一部(14:00~)【あんず文庫】 ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第167回)

無料

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第一部(14:00~)【あんず文庫】 ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第167回)

2,000円

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第二部(18:00~)【あんず文庫】 ポエトリーカフェ・室生犀星 篇(第168回)

2,000円

予定枚数終了

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