浅生鴨×吉田尚記「なぜ〈中の人〉は小説を書きはじめたのか」 in東京

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浅生鴨×吉田尚記「なぜ〈中の人〉は小説を書きはじめたのか」

『アグニオン』刊行記念トーク

2016/8/31(水) 19:00~2016/8/31(水) 20:30

イベント受付開始時間 2016/8/31(水) 18:30~

la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko

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 お堅いNHKらしからぬ「だめキャラ」から繰り出される、ゆる~いつぶやき。2009年秋、ひとりのNHK職員がこっそり始めた広報ツイッターはじわじわ評判を集め、気づけばフォロワー60万人の大人気アカウントに。2012年、それまでの経緯をまとめた単行本が新潮社から出版されましたが、著者のNHK_PR1号は、年齢も性別も謎につつまれていました。しかし2014年7月に著者はNHKを退職、浅生鴨というペンネームで本格的に小説の執筆を始めました。

 「群像」2013年10月号に掲載された初の小説「エビくん」は、日本文藝家協会編のアンソロジー『文学2014』にも収録され、小説家として順調なスタートを切った浅生さん。「yomyom」で連載を経て、満を持して8月22日に新潮社から刊行する長篇デビュー作が『アグニオン』です。舞台は人工知能によって全てが制御された未来社会。管理者は永遠の平和を実現するために、人間の感情から「悪意」を分離し、「善き人(アグニオン)」だけで世界を満たそうと暴走しはじめます。この恐るべき最終計画に少年たちはどう立ち向かい、自らの感情を取り戻すことができるのか……というSF冒険長篇です。

 浅生さんは「人の善意と悪意、異物を受け入れる多様性について、小説で表現してみたかった」といいます。それはどうしてなのでしょうか? 理解のカギは、浅生さんのこれまでの経歴に潜んでいるようです。今回のトークイベントでは、浅生さんがこれまでゲーム会社やレコード会社、NHKで「どんな仕事を手がけてきたか」を自らプレゼンテーションしていただきつつ、そこで何を考え、大切にしてきたか、そしてなぜ小説家になったのかを語っていただきます。

 聞き手はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。些細な会話すらままならない「コミュ障」を克服し、人気アナウンサーとして活躍する吉田さんに、「実は人見知りで、顔を出すのも恥ずかしい」という浅生さんの素顔を引き出していただきます。

※トーク終了後、浅生鴨さん、吉田尚記さんのサイン会を行います(書籍は会場で販売いたします)。

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プロフィール

浅生鴨(あそう・かも)
作家・広告企画制作者 1971年神戸市生まれ。早稲田大学除籍。大学在学中より大手ゲーム会社、レコード会社などに勤務し、企画開発やディレクターなどを担当する。その後、IT、イベント、広告、デザイン、放送など様々な業種を経て、NHKで番組を制作。その傍ら広報ツイートを担当し、2012年に『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』を刊行。現在はNHKを退職し、主に執筆活動に注力している。

吉田尚記(よしだ・ひさのり)
ニッポン放送アナウンサー 1975年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。2012年、第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞を受賞。ラジオ『ミュ~コミ+プラス』(ニッポン放送)等のパーソナリティを務める。「マンガ大賞」発起人。株式会社トーンコネクト代表。著書『ツイッターってラジオだ!』(講談社)『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)『コミュ障は治らなくて大丈夫』(KADOKAWA)

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