やっぱり知りたい!西周リターンズ&在野ビギナーズ in大阪
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やっぱり知りたい!西周リターンズ&在野ビギナーズ
『西周と「哲学」の誕生』『西周 現代語訳セレクション』『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』トリプル刊行記念—
2019/10/6(日) 13:00~2019/10/6(日) 17:00
イベント受付開始時間 2019/10/6(日) 12:30~
『西周と「哲学」の誕生』『西周 現代語訳セレクション』『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』トリプル刊行記念
—–やっぱり知りたい!西周リターンズ&在野ビギナーズ—–
今回は、西周の魅力に迫る入門講義と新しい研究スタイルの紹介の二本立て!
幕末から明治にかけて活躍した思想家、西周(にし・あまね[1829-1897])。高校の教科書にも載っているため、「名前は知っている」という方もいることでしょう。しかし、実際に彼の書いたものを読んだことのある方はなかなかいないように思えます。それもそのはず、彼の著作はごく最近まで、なかなかアクセスしづらい状況にあったからです。さらに、約150年前に書かれた西の文章は難解で、現在私たちが使っている日本語とはだいぶ勝手が違うことも、敬遠される理由になっていると思います。
とはいえ、実は現代の日本社会や私たちの生活のなかには、西周から恩恵を受けたものがたくさん残っています。それは数多くの翻訳語であり、日本語の文体であり、大学のかたちであったりと様々です。そこで、この忘れられつつある知の巨人に再び焦点をあて、再び現代に甦らせんとしたのが、『西周と「哲学」の誕生』と『西周 現代語訳セレクション』です。講義の前半部では、西周の素顔を一から紹介したのちに、西周の文章とその現代語訳を読み比べてみます。そうすることで、日本語の変遷や当時のインパクトなど、西周を読む面白さを体感することができるはずです。
ナビゲーターによるこれまでの西周研究の成果が、上の2冊であるとすれば、その舞台裏を明かしたのが、「地域おこしと人文学研究」(荒木優太編『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』)です。後半部では、本イベント会場のオーナーであり、同じく『在野研究ビギナーズ』寄稿者である朱喜哲さんにもご登壇いただき、人文学(哲学)研究の今度や研究とお金の話に焦点をあて、フロアも交えて語りたいと思います。
「やっぱり知りたい!西周」に参加された方もそうでない方も、あるいはいち早く本ををお読みの方もそうでない方も楽しめる内容にしたいと思っています。哲学のみならず、翻訳や幕末明治の歴史、地方創生、新しい研究スタイルについて関心のある方におすすめです。西周についての予備知識は不要ですので、ぜひご参集ください。
講座 13:00~17:00
1.西周再入門(13:00~14:50)
【前半】
哲学者、官僚、教育者、議員と様々な顔をもっていた西周。真面目、短気、素直……? 一体どんな人物だったのでしょうか。基礎的な事項からはじめて、同時代人との関係や後世への影響を紹介し、さらには日記の分析による予想も駆使することで、西周の素顔に迫ります。西周がぐっと身近な存在になるはずです。
【後半】
西周の面白さであると同時に難しさは、その内容だけでなく、その文章(日本語)にも起因しています。というのも、西が活躍した時代はちょうど日本語の大きな転換期と重なっているからです。後半では、明治の日本語事情や翻訳語の分類を紹介したのち、実際に西周の原文と現代語訳を読み比べてみたいと思います。これを通して、西周のテクストが当時持っていたインパクトを知るとともに、現代語訳の意義や読みやすさも体感できることでしょう。
2.研究スタイルのこれから(15:00~17:00)
【前半】
登壇者による西周研究は、大学を離れて自治体職員として取り組んだものです。大学院に戻った現在も、働きながら研究を継続しているナビゲーターが、「在野研究者」としての活動内容やそのやり方、メリット・デメリットについて紹介し、来たるべき新たな研究スタイルについて考えます。
【後半】
本イベント会場のオーナーであり、同じく荒木優太編『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』に寄稿している朱喜哲さんにもご登壇いただき、お互いの研究生活や今後の展望について会場からの質疑も交えて語り合います。
出版記念パーティー 17:00〜
講座の打ち上げも兼ねて3書籍の販売を記念した出版記念パーティー@大阪、開催します。
パーティーのみの参加も可能です。(代金に飲食費が含まれておりますので、追加の徴収はございません)
石井さん、朱さんから講義のアフタートーク、また出版裏話などの話を聞くことができます!
ぜひご参加ください。
1990年、神奈川県横浜市生まれ。津和野町役場町長付(西周事業担当)を経て、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程在籍。NPO法人bootopia 副代表理事。専門はフランス現代哲学(レヴィナス)と日本哲学(西周)。荒木優太編『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』(明石書店、2019年)には「地域おこしと人文学研究」(第13章)を寄稿。
参考文献:・石井雅巳『西周と「哲学」の誕生』(堀之内出版)
・菅原光・相原耕作・島田英明訳、石井雅巳企画/構成『西周 現代語訳セレクション』(慶應義塾大学出版会)
・荒木優太編『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』(明石書店)
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チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
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販売条件
・イベント予約完了後のチケット代はご返金いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
・「講座+パーティー」「パーティーのみの参加」に関して、当日、学生証提示で500円キャッシュバック
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