『触れることのモダニティ』出版記念トークイベント in京都
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『触れることのモダニティ』出版記念トークイベント
技術の発展、メディアや社会の変化によって、触れる・触れられるという体験の内実は急速に変化しています。パソコンやスマートフォンの普及などで日常的な接触行為は頻度を増しましたが、それは機械に決まった指示を与えるという、代替的=メディア的触覚が支配的なものとなったことを意味しています。他方で、「法に触れる」といった言葉がいみじくも示唆するように、触れることは政治的、倫理的な問題に強く関係し、社会によって意味づけられ、規制されています。
『触れることのモダニティ』はこうした現代の問題を直接的に扱ったものではありませんが、触覚と歴史的環境の関係を考察しており、20世紀前半のモダニズム期における哲学、文学、文化的テキストおよび写真や絵画に現れる触覚を考察し、この一時代において視覚的理性と触覚的感性がどのような闘争を演じたのかを考察しています。今回の講座では本書の概要を辿ったあと、質問や意見、批判を受けつけたいと思います。
ナビゲーター:
高村峰生(たかむら・みねお)
1978年東京生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。同、人文社会系研究科修士課程を修了。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で博士号(比較文学)を取得。現在は神戸女学院大学文学部英文学科准教授。専門は20世紀の英米文学・文化、および比較文学/表象文化論。著作に『触れることのモダニティ』(以文社、2017年)。共著に『文学理論をひらく』(木谷厳編・北樹出版、2014年)。『英文学研究』、『表象』、『ユリイカ』などに論文やエッセイを発表している。
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『触れることのモダニティ』出版記念トークイベント
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