新島龍彦『山口信博と新島龍彦による8冊+1冊の本と箱 8Books&8Boxes+1』販売会 in東京
イベントは終了しました
グラフィックデザイナーである山口信博さんが手がけた8冊の本。
造本家の新島龍彦さんがその本のために作った8つの箱。
そしてそこに加えられた1冊。
完成された物の背景には、語られることのない様々なプロセスが存在します。
そのプロセスにこそ、人が物を作る上で大切なことが宿っている。
そういった山口信博さんの思想からこのプロジェクトは始まり、完成品の本と一緒に、途中過程で生じたスケッチや校正刷りを納めるための箱が作られました。
その制作の記録として、それぞれの作品写真と山口信博さんと新島龍彦さんによる解説テキストを掲載したアーカイブ冊子を、2019年7月31日に初版100部で発刊いたしました。出資・製本・販売に至るまでを新島さんが行っています。
今回の販売会では、アーカイブ冊子の制作途中の物や掲載されている箱の作品も数点展示致します。
時間中はいつでも入退場は自由で、19時からと20時から新島さんによる本や作品に関するプレゼンテーションを行います。
このアーカイブ冊子ができるまでにも、さまざまなプロセスが生まれました。
そういった出来事や制作のプロセスを知ることのできる貴重な機会です。
皆様のご来場お待ちしております。
【プロフィール】
山口信博(やまぐち・のぶひろ)
1948年生まれ。グラフィックデザイナー。
2002年より折形を研究する場、折形デザイン研究所主宰。
俳句結社「澤」同人、俳号方眼子。
主な仕事に『住まい学大系』(住まいの図書館出版局)100巻の装丁がある。
著書に私家版『つつみのことわり』、『白の消息』。共著『祈る、贈る』、『礼のかたち』共にラトルズ刊。
新島龍彦(にいじま・たつひこ)
1991年生まれ。造本家。
2014年に有限会社篠原紙工に入社し、手加工部門のオペレーターとして勤務。
物語を紙に宿して形作ることを造本と捉え、形態やジャンルに捉われるのではなく、
内容にどこまで本が寄り添えるかを思考の軸として本作りを行っている。
本の生まれ方・作られ方・売り方までを本作りの営みと考え、これからの本の在り方を日々模索している。
『山口信博と新島龍彦による8冊+1冊の本と箱
8Books & 8Boxes+1 アーカイブ冊子』
価格 5,000円(税別)
初版 100部
アーカイブ冊子に掲載されている本と箱
・白磁/具本昌
・建築を気持ちで考える / 堀部安嗣
・push me pull you/澄敬一
・集いの建築、円いの空間/中村好文
・浮上/野崎海芋
・森へ行きましょう/川上弘美
・視覚の生命力/柏木博
・二十一世紀民藝/赤木明登
・山口方眼子句集 / 山口方眼子
(2018年9月に行われた展覧会にて販売した冊子に、各作品の図版を加えテキストを一部修正した内容となります。)
仕様 135 × 198mm, 本文62p, 小口細貼りの粘葉綴じ,広開本
使用紙 本文-アラベール ホワイト 4/6 135kg, 表紙- 気包紙C ディープラフ L/T 295kg, 背巻紙-本美濃紙(裁断時の端切れ)
印刷方式 カラーページ:UVオフセット印刷, モノクロページ:オンデマンド印刷(hp社のindigoを使用)
デザイン 山口信博+玉井一平
写真 鈴木静華
造本・発行 新島龍彦
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1 drink付き
500円
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