田中ひかる×高橋ユキ「和歌山カレー事件から20年 林真須美と木嶋佳苗2人の『毒婦』、そしてオンナの事件の語られ方」 in東京
イベントは終了しました
1998年夏、和歌山市郊外の新興住宅地で、事件は起きました。
夏祭りで提供されたカレーに毒物が混入されており、それを食べた67人が急性ヒ素中毒を起こして病院に搬送され、子どもを含む4人が死亡。
その後、現場近くに暮らす林健治・真須美夫妻が「疑惑の夫婦」として注目を集め、メディアを騒がせました。保険金詐欺で大金を得て働かずして豪邸住まいをする夫婦の暮らしや、過熱する報道陣にホースで水をかける妻・真須美の姿を見て、誰もが「あやしい」「やりかねない」と思ったあの夏から20年。
林真須美は現在、死刑囚として大阪拘置所にいます。
動機なし、物証なし、自白なしの彼女に下された死刑判決。
いまでも無実を訴え、4人の子どもたちに会いたいと願う林真須美の「真実」に迫るルポルタージュ『「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実』(ビジネス社)が今夏、発売されました。著者の田中ひかるさんは、なぜ真須美に疑いが向けられたのか、死刑が科刑されたのか、事件の全貌を立体的に検証し、同書にまとめました。
そしてもうひとり、物証なきまま死刑宣告を受けた女性がひとりーー木嶋佳苗です。
殺害したとされるのは40~70代の6人の男性。プロフィールを偽り、結婚をにおわせて多額の金を貢がせ、その後、殺害。2009年に逮捕され、こちらもメディアを盛んに賑わせました。特に彼女の容姿に世間がざわざわしたのを覚えている人も多いでしょう。なぜか彼女のことが気になって仕方のない、“佳苗ギャル”といわれる女性たちもいたとか。
フリーライターの高橋ユキさんは裁判での記録をもとに、『木嶋佳苗 法廷証言』(宝島社)ほか複数の書籍をとおして木嶋佳苗という女性とその犯罪について書きつづっています。
田中&高橋という「オンナの事件」を検証してきたふたりにとって、初顔合わせとなる本トークイベント。
ふたりの毒婦の素顔とは?
なぜ、毒婦は生まれたのか?
オンナの事件を世間はどう見る?
オンナの事件を女性はどう語る?
など、心ゆくまでお話してもらいます。
女性のみなさんだけでなく「オンナの事件」が気になるすべてのみなさん。お誘い合わせのうえぜひご来場ください。心よりお待ちしております
【出演者プロフィール】
田中ひかる(たなか・ひかる)
1970年東京生まれ。歴史社会学者。博士(学術)。近著に『「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実』(ビジネス社)。ほかに『月経と犯罪 女性犯罪論の真偽を問う』(批評社)、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』(集英社新書)、『生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ』(ミネルヴァ書房)など。
高橋ユキ(たかはし・ゆき)
1974年生まれ、福岡県出身。2005年、女性の裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。翌年、同名のブログをまとめた書籍を発表。以降ライターとして活動。裁判傍聴を中心に事件記事を執筆している。著書に『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、『暴走老人 犯罪劇場』(洋泉社)などがある。
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チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
1500 ticket + 500 drink
2,000円
販売条件
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http://bookandbeer.com/利用案内支払い案内お問い合わせ/
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