第2期[チェッコリ大学]分断に抗する芸術家たち⑤
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『日本リベラル派の頽落』や『越境画廊―私の朝鮮美術巡礼』などの著作でもおなじみの徐京植先生に登壇いただく「チェッコリ大学」です。
<講義内容>
1945年の日本植民地支配からの解放もつかの間、朝鮮は南北に分断され、48年には南北に二つの政権が成立、やがて朝鮮戦争という内戦が起きた。この歴史は朝鮮民族の成員すべての生に甚だしい傷を刻み、その傷は今も疼き続けている。ただ芸術家たちの中には、このような不条理で過酷な運命に投げ込まれながらも、自らの芸術を通じて運命に抗い、人々の心を動かす作品を残した人たちがいる。
第2期では新たに2人の芸術家、そして第6回の最終回では、「分断に抵抗し」ながら、過去35年以上にわたって主としてヨーロッパの美術を見てこられて徐京植先生の視点から見えた世界について解説いただきます。
分断時代を生きる朝鮮民族の心を知るために、必ず知っておくべき芸術家たちである。
⑤7月22日(水) 優雅なマッド・ウーマン―尹錫男(ユン・ソンナム)
尹錫男(1937- )は、現代韓国の指導的女性アーティストである。1980年代、フェミニズムを主題として注目された芸術家の1人で、子供を育て、妻そして嫁としての伝統的な役割を果たしたのち40歳で一念発起して芸術家となった。その作品に登場する女性像のほとんどは、家父長制のなかで縛られ続けてきた韓国女性の姿を象徴している。尹は現代韓国という場でフェミニズムとアートという重要な問題を優れて独自な仕方で提起している。日本でも度々展覧会を行ってきた。
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