善と悪の経済学(2):社会の精神、魂、肉体【英語で学ぶ未完の資本主義】第15回5/25(日)20時@オンライン
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善と悪の経済学(2):社会の精神、魂、肉体【英語で学ぶ未完の資本主義】第15回5/25(日)20時@オンライン
チェコの経済学者トーマス・セドラチェク「善と悪の経済学」での主張をもとに経済学と資本主義との関係性について英語で議論
2025/5/25(日) 20:00~2025/5/25(日) 21:30
2024年9月から始まった講座&ワークショップ「英語で学ぶ未完の資本主義」。第15回はチェコの経済学者トーマス・セドラチェク「善と悪の経済学」での主張をもとに経済学と資本主義との関係性について英語で議論する第2回です。
2024年9月から始まった「英語で学ぶ未完の資本主義」に関するワークショップの2025年5月のお知らせです。2025年5月25日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップ第15回は書籍「英語で理解する未完の資本主義」内で、「善と悪の経済学」の著者トーマス・セドラチェク氏へのインタビューが掲載されている第4章の中盤のセクション「社会の精神、魂、肉体」(P98-103)を使い、英語で議論します。設問はこの記事の以下のセクションの内容も踏まえた形で設定しますので、書籍の購入がまだの方も、ぜひご参加ください。
善と悪の経済学(2):社会の精神、魂、肉体【英語で学ぶ未完の資本主義】第15回5/25(日)20時@オンライン次回は異色の経済学者、トーマス・セドラチェクの著書を基にしたインタビューの第2回です。今回はNHKの人気ドキュメンタリー・シリーズ「欲望の資本主義」でも、主要なテーマの一つであった「倫理と資本主義」に関する議論です。
脱成長と欲望の資本主義
https://str.toyokeizai.net/books/9784492371343/
このNHKのシリーズは、世界で注目を集める気鋭の哲学者、マルクス・ガブリエル教授をメインの語り手として登場させていますが、シリーズの主要なテーマは彼の近著「倫理資本主義の時代」の議論にもつうじます。ガブリエル教授は著書の中で以下の主張をしているそうです。
「倫理と資本主義は融合できる。資本主義のインフラを使って道徳的に正しい行動から経済的利益を生み出し、社会を大きく改善することは可能だし、またそうすべきだ」
人間観をアップデートする、哲学の知的冒険! マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』訳者あとがき|Hayakawa Books & Magazines(β)
https://www.hayakawabooks.com/n/nd5e9ed7c8f15
ビジネスの世界でも大いに注目を集めるガブリエル教授は、近年、ハーバード・ビジネス・レビュー誌からもインタビューを受けています。
哲学者マルクス・ガブリエルが語る、資本主義を倫理的に改善する方法
https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10971
アダム・スミスが「国富論」(1776年)より先に「道徳感情論」(1759年)を執筆したように、本来、道徳・倫理と経済学は密接に関連して発展すべきものでした。しかし、近代化の過程でこの二つの概念の関連は薄まっていきます。
アダム・スミス:『道徳感情論』と『国富論』の世界
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2008/03/101936.html
セドラチェクはスミスの「道徳感情論」の理論を経済学の理論とともに、さらに深めようとしているように見えます。彼は、経済学者でありながら、心理学他、複数の学問分野の知見から、現代の主流派の経済学の考え方に対して厳しい批判を浴びせています。とりわけ、経済学は「価値中立的な客観科学」であるとの主張に対し、経済学が価値中立であったことはなく、計量モデルに頼っている現代の経済学の限界について分析を試みた著書「善と悪の経済学」「続・善と悪の経済学 資本主義の精神分析」は世界的なベストセラーとなりました。
善と悪の経済学
https://str.toyokeizai.net/books/9784492314579/
続・善と悪の経済学 資本主義の精神分析
https://str.toyokeizai.net/books/9784492315064/
彼の主な主張は以下の記事からも知ることができます。
日本人と世界が知るべき経済学とモデルの限界
https://toyokeizai.net/articles/-/477332
あなたはこの問題についてどう思いますか?一緒に考えてみましょう。
日時: 2025年5月25日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~
【チケット】
チケットの申し込みは、このYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。
振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。
申し込み後(開催日前日までに)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。解説と設問はできるだけ早く送付します。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。
【場所】 オンライン
オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。
メインでは以下のオンライン会議システムを使います。
Google Meet(Gmailとリンクしています)
https://support.google.com/meet/answer/9302870?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
2019年に出版されたインタビュー集『未完の資本主義』。その特徴は、現代社会で「知の巨人」たちと呼ばれる気鋭の識者7人に、「テクノロジー」と「経済」の観点から今後の資本主義の行く末について尋ねる内容となっています。
未完の資本主義:テクノロジーが変える経済の形と未来https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84372-8
今回新たに、この書籍の英語版の内容と関連記事について月2回のペースでワークショップを開催していく予定です。以下、それらの識者のラインナップです。
ポール・クルーグマン(ノーベル賞経済学者)――我々は大きな分岐点の前に立っている
トーマス・フリードマン(『フラット化する世界』著者・NYタイムズコラムニスト)――「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる
デヴィッド・グレーバー(文化人類学者・ウォール街占拠運動の理論的指導者)――職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する
トーマス・セドラチェク(『善と悪の経済学』著者・チェコ共和国経済学者)――成長を追い求める経済学が世界を破壊する
タイラー・コーエン(ジョージメイソン大学教授・経済学者)――テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく
ルトガー・ブレグマン(ジャーナリスト・歴史家)――ベーシックインカムと1日3時間労働が社会を救う
V・M=ショーンベルガ―(オックスフォード大学教授・ビッグデータの第一人者)――「データ資本主義」が激変させる未来
英語版の書籍はこちらです。
英語で理解する未完の資本主義https://book.alc.co.jp/book/b10029862.html
「インタビューの英語書き起こし」「日本語訳」「用語解説」「7人のインタビュー音声」をまとめた、「英語を学びながら、英語で学べる」1冊です。英語を使って勉学・仕事をしたり、最先端の知に関心のある人におすすめの内容です。
チケット情報
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サロン・ゴールド会員
一般
初回参加者
回数券(3枚)
見学のみ
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