山崎佳代子×ドリアン助川「食べ物とは思い出のこと、料理とは甦りのこと」『パンと野いちご:戦火のセルビア、食物の記憶』 in東京
イベントは終了しました
戦時下で、難民状況の中で、人びとは何を食べ、何を考えていたのでしょうか。
卵と生クリームなしのマーブル戦争ケーキ。停電で溶けだした冷凍庫の肉で銃弾に怯えながら催すバーベキュー大会。
第一次大戦、第二次大戦、ユーゴスラビア内戦、コソボ紛争……戦争の絶えないバルカン半島のセルビアに長年にわたって暮らす山崎さんが、お友達から戦下のレシピを聞きとり、『パンと野いちご』にまとめました。
この書籍の刊行を記念して、B&Bでトークイベントを開催します。
対談のお相手は、混乱・紛争状況にある東欧、カンボジアを訪れたこともあり、パティシエの資格もお持ちのドリアン助川さん。
セルビア料理について、人びとの暮らしについて、たっぷりご紹介します。
山崎佳代子(やまさき・かよこ)
1956生まれ、静岡市育ち。詩人・翻訳家。北海道大学露文科卒業後、サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年、ベオグラードに移り住む。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(アバンギャルド詩、比較文学)。詩集に『みをはやみ』(書肆山田)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(河出書房新社)など、エッセイ集に『ベオグラード日誌』(書肆山田)など。
ドリアン助川(どりあん・すけがわ)
1962年、東京都生まれ。詩人・作家・道化師。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。放送作家等を経て、1990年「叫ぶ詩人の会」を結成。1995年から2000年までラジオ深夜放送のパーソナリティーを務め伝説的な人気を博す。明川哲也の筆名で『メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか』(文春文庫)など、ドリアン助川で『バカボンのパパと読む「老子」』(角川SSC新書)、『多摩川物語』(ともにポプラ社)など、著書多数。小説『あん』(ポプラ社)は世界各国で訳され、2017年フランスのDOMITYS文学賞をアジア人として初受賞した。
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