赤阪友昭「あ。わ。の月プロジェクト2017『陰陽五行と聖地巡礼』シリーズ vol. 02-熊野- in東京
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今年のあ。わ。の月プロジェクトでは、陰陽五行の宇宙観を羅針盤として、日本の聖地へと旅をしてみようと思います。前回の出雲に引き続き、いよいよ日本の神話の最深部である熊野へとむかいます。吉野から紀伊半島を南下する途中には、多くの聖地が存在します。吉野金峯山寺、丹生川上神社、天河大辨財天社、玉置神社、大丹倉、そして、熊野三山へ。その聖地が一本の線上に点在するのはなぜでしょう。そして、熊野に秘められた聖なる力の源とは。アマテラスを中心とした日本の神話
とは異なる系譜を持つ熊野の存在。伊勢神宮を中心とした東西の流れは、太陽の信仰と同期していますが、熊野の土地には、もっと違う何かが潜んでいます。それは古事記の中で、神武天皇が熊野の森で出会ったという大熊の正体なのかもしれません。また、陰陽五行思想が、熊野という土地の属性にどこまで迫れるのか、あるいは全く違う背景が見えてくるのか。あ。わ。の月の旅が続きます。恒例のお話にちなんだ振る舞い酒もお楽しみに。
今年のあ。わ。の月は、『陰陽五行と聖地巡礼』シリーズとして、3月に出雲、7月に熊野、11月に諏訪をテーマにしたお話会を企画しております。どうぞお楽しみに。
1963年大阪生まれ。写真家。雑誌「Switch」や「Coyote」などに写真・文を寄稿。北米海岸の先住民族と過ごした時間を一冊にまとめた写真集『The Myth - 神話の風景から - 』がある。現在は、山に残された原初の信仰や縄文文化の祭祀儀礼を取材し、定期的に東京及び各地にてスライド&トークなど精力的に講演を開催している。震災後は、福島の支援プロジェクトに関わり、被災地のランドスケープの記録撮影を続けている。
http://www.akasakatomoaki.net
「あ。わ。の月」プロジェクト
月をキーワードとして、森羅万象の世界へ足を踏み入れようというプロジェクトです。「あ」は「はじまり」、「わ」は「おわり」のこと。「月」を知ることは命の「はじまり」と「おわり」と「はじまり」を知ることです。
https://www.facebook.com/awanotsuki/
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