中枢神経疾患者への神経リハビリテーション ~立つために、歩くために必要なこと~ in東京
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中枢神経疾患者への神経リハビリテーション ~立つために、歩くために必要なこと~
2018/11/4(日) 10:30~2018/11/4(日) 16:30
このセミナーでは中枢神経疾患者へ適切な運動療法を提供できるようになるために必要な事を一つ一つ実技を積み重ねながら丁寧にご案内いたします。
患者の神経系が十分な情報を受け入れられるリラックスした状態を作るためにはポジショニングがとても重要だということを理解して治療にあたっていますか。
寝返りや起き上がりの動作を患者のダメージを受けた神経系の回復に必要な刺激として提供するための誘導はどのようにすればいいのか理解して治療にあたっていますか。
脳損傷後の機能回復は、まず①脳浮腫の改善、②出血の吸収、③脳循環の改善、④脳血管攣縮の改善から始まり、その後⑤diaschisis からの改善(遠隔性機能障害とも呼ばれ、直接的に障害されていないにも関わらず、遠隔の神経線維が連絡している脳部位にも血流低下を生じ、その脳部位にも機能障害が生じること)、⑥シナプスのunmasking(ともと存在していたが抑制されていた経路の顕在化)、⑦残存する軸索からの側芽形成等が長期にわたって起こり回復していく事がわかってきました。
ちょっと前までの中枢神経疾患者へのリハビリテーションは、”いったん失われた機能は元には戻らない”ことを前提とした残存機能による代償手段の獲得が中心でした。しかし、近年中枢神経の可塑的変化や神経ネットワークの再構築による回復が起こることが様々な研究から明らかになってきました。
中枢神経疾患に対するリハビリテーションは新しい時代を迎えています。
中枢神経疾患者に対する運動機能回復のためのリハビリテーションは、大脳半球相互抑制のアンバランスの修正や麻痺側上下肢を使った意味のある随意運動が必要です。セラピストが患者の手足を他動的に単純に繰り返し動かしているだけでは不十分です。
ヒトの中枢神経の障害後のネットワークの再構築は、病変の周囲はもちろん、病変と同側の大脳半球、あるいは病変と反対側の大脳半球でも起こります。 また神経・リハビリテーションにより上下肢の運動機能の改善とともに大脳皮質での神経ネットワークの再構築をも生じます。
このセミナーでは中枢神経疾患者への神経リハビリテーションを歩行の獲得に焦点を当てて背臥位姿勢の診かた、ポジショニング、麻痺側への寝返り、非麻痺側からの起き上がりといった基本動作をその後の歩行練習にいかにつなげていくかを運動学習の観点からお伝えします。
中枢神経疾患は難しいなと感じているセラピストの皆さん、ぜひご来場お待ちしております。
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中枢神経疾患者への神経リハビリテーション ~立つために、歩くために必要なこと~
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