斎藤真理子「韓国現代文学入門〜その1 チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』」 in東京
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なぜ、韓国文学はこんなに面白いのでしょうか。
なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』は韓国で100万部、日本で13万部、フェミニズムの教科書になったのでしょうか。
なぜアジア人初のマン・ブッカー国際賞が韓国文学から生まれたのでしょうか。
日韓の外交関係悪化いうニュースばかりが報じられる反面、韓国の文学、映画、韓流ドラマ、K-POPなど、文化面での日韓交流は、ますます広がりを見せています。
韓国文学でいえば、チョン・セラン「フィフティ・ピープル」は渋谷のスクランブル交差点で構想されていますし、パク・ミンギュ「ピンポン」は「銀河鉄道の夜」にインスパイアされています。
世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。ブームの牽引者でもある斎藤真理子さんが、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を語ります。
本講座は月1で開催、全10回を予定、第一回目は『82年生まれ、キム・ジヨン』。フェミニズムと徴兵制、韓国作家の社会に対するスタンスはどういうものかなどを徹底解説していきます。
以降、『広場』(チェ・インフン)、『1945、鉄原』(イ・ヒョン)、『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ)、『少年が来る』(ハン・ガン)、『生姜』(チョン・ウニョン)、『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』(パク・ミンギュ)、『誰でもない』(ファン・ジョンウン)、『外は夏』(キム・エラン)、『フィフティ・ピープル』(チョン・セラン)、『娘について』(キム・ヘジン)、『ショウコの微笑』(チェ・ウニョン)などを取り上げる予定です(変更あり)。
【出演者プロフィール】
斎藤真理子(さいとう・まりこ)
1980年に大学のサークルで朝鮮語の勉強を始め、91〜92年にちょこっとソウルに語学留学。韓流ブームには完全に乗り遅れてました。ながーいブランクのあと、『カステラ』(パク・ミンギュ著、ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第1回日本翻訳大賞。訳書『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ、河出書房新社)『誰でもない』(ファン・ジョンウン、晶文社)『フィフティ・ピープル』(チョン・セラン、亜紀書房)、『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)など。最新刊は『回復する人間』(ハン・ガン、白水社)。韓国を楽しみ・味わい・語らう雑誌『中くらいの友だち』(韓くに手帖舎・皓星社)創刊メンバー。
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追加チケット(1500 ticket + 500 drink)
[販売期間] 9/11(水) 12:00~9/21(土) 12:00
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