小林秀雄と人生を読む夕べ【その8】文学を読むIV:「トルストイ」 in東京
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小林秀雄と人生を読む夕べ【その8】文学を読むIV:「トルストイ」
(第6回/全6回)
2018/9/20(木) 18:50~2018/9/20(木) 20:30
イベント受付開始時間 2018/9/20(木) 18:30~
日本の近代批評の創始者・確立者として大きな足跡を残した小林秀雄は、深い思索と気風(きっぷ)のよい文章で、人生の教師としても仰がれ慕われました。その小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を読み味わっていく集いです。
ご案内は、編集担当者として小林秀雄にじかに接していた新潮社の元編集者、池田雅延です。
前半50分は各回の対象作品について池田氏がお話しします。後半40分は出席者全員での茶話会とし、池田氏が質問にお答えしたりしながら小林秀雄をより身近に感じるひとときを過ごします。
講座「小林秀雄と人生を読む夕べ」、4月から始まったシリーズは<文学を読むIV>です。小林氏の批評活動は、文学に始まって音楽、絵画、骨董、歴史、哲学、学問……と多岐にわたりましたが、根幹には常に文学がありました。小林氏にあって「文学」とは、私たち人間にとって生きるとは何か、どういうことか、そこをどこまでも考えぬこうとする世界であり、音楽も絵画も歴史も哲学も、同様にすべてこの一点に発してこの一点に還ってくるからです。今回はその「文学」のなかでも、とりわけ広く知られて親しまれた作品・作者を読んでいきます。
シリーズ第6回は「トルストイ」を取り上げます。小林氏は、トルストイに関してはまとまった作家論も作品論も残しませんでした。しかし、トルストイに対する敬意と評価は前回の講座で扱ったドストエフスキーに対するそれとまったく変わりはありません。
ドストエフスキーは矛盾のなかにじっと坐って円熟していった人であり、一方のトルストイは、自らが合理的と信じる道を果てまで歩かなければ気のすまなかった人だった。その点でトルストイの方がむしろ偏執狂的であった、と小林氏は考えます。
また「トルストイ」とは別に書いた「トルストイを読み給え」という文章では、「あんまり本が多過ぎる、だからこそトルストイを、トルストイだけを読み給え。文学において、これだけは心得て置くべし、というようなことはない、(略)途方もなく偉い一人の人間の体験の全体性、恒常性というものに先ず触れて充分に驚くことだけが大事である」と記しています。
小林氏は、トルストイの文学から何を感じ取ったのか。本講座でじっくりと読み解いていきます。
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小林秀雄と人生を読む夕べ
第8シリーズ<文学を読むIV> について
*( )内は、発表年月/当時の秀雄の年齢/新潮社刊「小林秀雄全作品」の所収巻
【1】2018年4月19日 西行 (昭和17年11月/40歳/第14集)<終了>
【2】2018年5月17日 実朝 (昭和18年1月/41歳/第14集)<終了>
【3】2018年6月21日 徒然草 (昭和17年8月/40歳/第14集)<終了>
【4】2018年7月19日 「悪霊」について (昭和12年6月/35歳/第9集)<終了>
【5】2018年8月9日 「カラマアゾフの兄弟」 (昭和16年10月/39歳/第14集)
【6】2018年9月20日 トルストイ(昭和24年10月/47歳/第17集)
☆8月(第2木曜日)を除き、いずれも第3木曜日、時間は午後6時50分〜8時30分を予定していますが、やむを得ぬ事情で変更する可能性があることをご了承ください。
※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の20分前です。
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今までの「小林秀雄と人生を読む夕べ」について
2014年10月から始まったこの集いは、<天才たちの劇><文学を読むI><美を求めて><文学を読むII><歴史と文学><文学を読むIII><美を求める心>と6作品ずつ読んできて、今年の4月から始まった第8シリーズは<文学を読むIV>です。
そして今後も、小林秀雄作品を6篇ずつ、半年単位で取り上げていく予定です。
*プロフィール
小林秀雄(こばやし・ひでお)
明治35年(1902)4月、東京に生れる。昭和4年(1929)27歳の夏、「様々なる意匠」によって文壇にデビュー、以来ほぼ半世紀、日本の近代批評の創始者、確立者として歩み続けた。昭和42年11月、文化勲章受章。昭和58年3月死去、80歳。
池田雅延(いけだ・まさのぶ)
昭和45年(1970)、新潮社に入り、「本居宣長」をはじめとする書籍の編集を通じて小林秀雄の肉声を聞き続けた。小林亡き後も第5次、第6次「小林秀雄全集」を編集、第6次全集では本文を新字体・新かなづかいで組み、全作品に脚注を施すなどの新機軸を打ち出した。
【1】2018年4月19日 西行 (昭和17年11月/40歳/第14集)<終了>
【2】2018年5月17日 実朝 (昭和18年1月/41歳/第14集)<終了>
【3】2018年6月21日 徒然草 (昭和17年8月/40歳/第14集)<終了>
【4】2018年7月19日 「悪霊」について (昭和12年6月/35歳/第9集)<終了>
【5】2018年8月9日 「カラマアゾフの兄弟」 (昭和16年10月/39歳/第14集)
【6】2018年9月20日 トルストイ(昭和24年10月/47歳/第17集)
☆8月(第2木曜日)を除き、いずれも第3木曜日、時間は午後6時50分〜8時30分を予定していますが、やむを得ぬ事情で変更する可能性があることをご了承ください。
※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の20分前です。
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今までの「小林秀雄と人生を読む夕べ」について
2014年10月から始まったこの集いは、<天才たちの劇><文学を読むI><美を求めて><文学を読むII><歴史と文学><文学を読むIII><美を求める心>と6作品ずつ読んできて、今年の4月から始まった第8シリーズは<文学を読むIV>です。
そして今後も、小林秀雄作品を6篇ずつ、半年単位で取り上げていく予定です。
*プロフィール
小林秀雄(こばやし・ひでお)
明治35年(1902)4月、東京に生れる。昭和4年(1929)27歳の夏、「様々なる意匠」によって文壇にデビュー、以来ほぼ半世紀、日本の近代批評の創始者、確立者として歩み続けた。昭和42年11月、文化勲章受章。昭和58年3月死去、80歳。
池田雅延(いけだ・まさのぶ)
昭和45年(1970)、新潮社に入り、「本居宣長」をはじめとする書籍の編集を通じて小林秀雄の肉声を聞き続けた。小林亡き後も第5次、第6次「小林秀雄全集」を編集、第6次全集では本文を新字体・新かなづかいで組み、全作品に脚注を施すなどの新機軸を打ち出した。
チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
第6回チケット(茶菓つき)
3,000円
第6回神楽坂ブッククラブ会員限定(茶菓つき)
2,800円
お支払い方法
チケットの取出し方法
お問い合わせ先
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