有賀暢迪×白石直人「概念はいかに生まれ、共有されるか」 in東京
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有賀暢迪さんの新刊『力学の誕生―オイラーと「力」概念の革新』が名古屋大学出版会より刊行されました。
「ニュートン力学」という言葉があるように、物理学の根底をなす力学は、ニュートンが17世紀に確立したと思われがちです。しかしながら、現代に通じる力学は当時まだ存在していませんでした。そもそも目に見えない「力」という概念自身が、現在から見れば曖昧な要素を含んでいて、力学の土台があやふやなものだったのです。
18世紀に自然哲学と決別し、力学はどのように自然科学として生まれ直したのか。本書では、オイラーが果たしたその画期的役割を、17世紀から18世紀にかけて活躍したさまざまな人との関係の中で描き出します。
B&Bでは本書の刊行を記念したイベントを開催します!
ゲストには白石直人さんをお呼びしました。昨年放送された特撮テレビドラマ「仮面ライダービルド」で「物理学アドバイザー」として話題となった白石さん。
そんな架空の物語の中に物理学の知識を埋め込んできた白石さんから見て、現実の世界で物理学の概念ができ上がっていくことの壮大さ、面白さが描かれた本書はどのように映ったのでしょうか。
ぜひお楽しみに!
【出演者プロフィール】
有賀暢迪(ありが・のぶみち)
国立科学博物館理工学研究部研究員。科学博物館では主に科学/技術の歴史の領域で、調査研究・資料整理・展示制作を行っている。近著として、『20世紀物理学史:理論・実験・社会』(ヘリガ・カーオ著、有賀暢迪・稲葉肇ほか訳 名古屋大学出版会、2015年)や、『名著で読む世界史120』(池田嘉郎ほか編 山川出版社、2016年)におけるニュートン『プリンキピア』の紹介記事など。
白石直人(しらいし・なおと)
1989年生まれ。物理学者。日本学術振興会特別研究員PDとして慶應義塾大学理工学部に所属。熱機関におけるパワーと効率との間にトレードオフの関係があることを理論的に解明し注目を浴びる。第12回日本物理学会若手奨励賞、「ゆらぎと構造の協奏」第2回領域賞受賞。仮面ライダービルド物理学アドバイザー。
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1500 ticket + 500 drink
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