近年、対応の重要性が叫ばれる「愛着障害」のこどもたち。その未来を幸福なものにするためには、現場での人的リソース確保と、教職員が一丸となったチーム対応が必要です。
「学級崩壊の原因になる」「対教師暴力の原因となる」等、深刻かつ切実な状況に一石を投じるべく、今年9月2日・9日の2回にわたり開催した研修会には、予想をはるかに上回るたくさんの方が参加され、肯定的なフィードバックをいただきました。
そこでこの秋、その学びをさらに深めるための講座を開催します。
講師陣は前回と同じく、愛着障害研究の第一人者・米澤好史教授に加え、教育現場代表として、川上康則先生(特別支援学校担任)と藤原友和先生(公立小通常学級担任)。今回は愛着修復のための具体的なアプローチについて、さらに深く掘り下げていきますが、初めてご参加いただく方にも分かりやすい講座になる予定です。
研究、特別支援教育の現場、通常学級の現場、それぞれの視点がクロスし、新たな知見が生成する場となるはずです。今回はたっぷり2時間半。秋の夜長を一緒に学びましょう。
「せんせいゼミナール」は、『教育技術』および『新 幼児と保育』を刊行してきた小学館がプロデュースする保育者と教師のための研修講座シリーズです。信頼できる専門家や力のある実践者を講師に迎え、先生方の悩みや学びたい気持ちに寄り添う講座をお届けしていきます。
【イベント名称】
【小学館せんせいゼミナール】愛着障害のこどもが育つチーム対応〈教育現場で、何から始めるのか〉
【講師】
米澤好史 先生(和歌山大学教育学部教授)
川上康則 先生(東京都杉並区立済美養護学校教諭)
藤原友和 先生(北海道公立小学校教諭)
ファシリテーション・グラフィック:小林雅哉 先生(北海道公立小学校教諭)
【対象】
全国の学校・保育園・幼稚園の先生方、保護者の皆様、教育関係者の皆様
【開催日時】
2023年11月11日(土)19:30~22:00
【参加費】
3,500円(税込)
※2週間の見逃し配信あり
なお複数人で参加される場合も、参加される方おひとりずつ個別にお申し込みください。複数人分をまとめてお申し込みご希望の場合は senseiseminar@shogakukan.co.jp までメールでお知らせください。
【プログラム予定】
〈11月11日(土)〉
19:30~19:35
趣旨説明、スケジュール説明
19:35~20:05
米澤好史 先生 講座
「愛着修復プログラム 実践のポイント」
20:05~20:35
川上康則 先生 講座
「『先手の支援』の具体と、感情の発達を支えるアプローチ」
20:35~21:05
藤原友和 先生 講座
「キーパーソンの仕事と支援のためのチームビルディング」
21:05~22:00
鼎談 米澤好史先生×川上康則先生×藤原友和先生
「現場での支援、まず何から始めればよいのか」
※リアルタイムで書き込んでいただいた参加者からのご質問にも時間の許す限りお答えいただきます。
【参加方法】
「Zoom」を利用してオンラインで実施します。お申し込みいただいた方には、募集締め切り後、開催前日までにパスマーケットのメール送信機能を通じてZoom視聴用のURLリンクとパスワードを送らせていただきます。
開始20分前にZoomの待機室を開きます。お時間になりましたら視聴URLをクリックしてご参加ください。参加時に、Zoom上での表示名と、メールアドレスの登録が必要になります。メールアドレスはパスマーケットに登録されたものをご記入ください。
チケットのキャンセルは締め切り時まで可能です。お申し込みのお名前とともに、senseiseminar@shogakukan.co.jp までメールでお知らせください。締め切り以降のキャンセルはお受けできません。
※Zoomの参加リンクをお知らせするメールが迷惑メールと認識されないように「mail.yahoo.co.jp」からのメール受信を可能にしておいてください。
※申し込み完了メールが届いていれば、申し込みは受理されています。申し込み後、しばらくたっても確認メールが届かない場合は、以下PassMarketの説明をご確認ください。
上記で解決できない場合は senseiseminar@shogakukan.co.jp へ申込時のお名前とともにお問い合わせいただければ、確認して折り返し連絡さしあげます。
【講師】
米澤好史(よねざわ・よしふみ)
和歌山大学教育学部教授。臨床発達心理学・実践教育心理学が専門。臨床発達心理士スーパーバイザー、学校心理士スーパーバイザー、上級教育カウンセラー、ガイダンスカウンセラー・スーパーバイザー。日本教育カウンセリング学会理事、日本教育実践学会理事。著書に「やさしくわかる!愛着障害」(ほんの森出版)、「愛着障害は何歳からでも必ず修復できる」(合同出版)等、多数。
川上康則(かわかみ・やすのり)
1974年東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。今一番注目度の高い特別支援教育の実践者。著書は「こんなときどうする?ストーリーでわかる特別支援教育の実践」(学研プラス)、「教室マルトリートメント」(東洋館出版社)ほか多数。
藤原友和(ふじわら・ともかず)
1977年北海道函館市生まれ。「ファシリテーション・グラフィック」を取り入れた実践研究に取り組む。函館市国語教育研究会、同道徳研究会、同生活科・総合的な学習教育研究会、同学校図書館研究会に所属。最近著は『オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業』(小学館)。教育情報サイト「みんなの教育技術」にて「ChatGPTがもたらす 教育パラダイムシフト」を連載中。
【主催】
小学館 教育技術編集室
せんせいゼミナール
https://kyoiku.sho.jp/senseiseminar/