建築士の日 企画 御所建築を巡る in京都
コース概要
現在の京都御所は幕末の安政2年(1855)の建築です。これは有職故実学者の大家 裏松固禅(光世)の書『大内裏考証』を参考にして、平安時代の古制によって建てられた建築(寛政2年、1790、建築。嘉永7年、1875、焼失)が再建されたもので、紫宸殿や清涼殿などからなります。
主要な建築は、寝殿造の建築にも繋がる、内裏(元は住まいとしての私的な要素が強かった)の復元です。これは日本古来からの建築が、その基礎となるものです。
一方で宮殿建築としては公的な要素の強い大極殿などは、世界を見据えた大陸的な建築としてありましたが、たびたび火災に遭い、平安時代末期には再建されなくなりました。(なお平安遷都1100年に造られた平安神宮はその復元、伊東忠太設計)
その後、曲折があり、内裏の紫宸殿がその役割の一部を担うことになりました。現在の京都御所の建築は、日本古来からの建築を基礎として、大陸からの技法が加えられた建築である、というところがひとつの見どころです。
講 師:桐浴 邦夫
プロフィール:1960年生まれ。京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。
東京大学博士(工学)。
現職は京都建築専門学校副校長。
畿央大学、嵯峨美術大学 、京都精華大学、京都芸術大学で非常勤講
師。一級建築士。
著書に、『a+u茶室33選』(編著)、『世界で一番やさしい茶室設計最新版』、『茶の湯空間の近代』、『近代の茶室と数寄屋』、共著に『和室学』、『茶室露地大辞典』など。
日 時:2024年 6月22日(土)10:00~12:00(雨天決行)
集合時間:9:45
参加費 :1,000円
参加定員:20名(先着順)
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建築士の日 企画 御所建築を巡る
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