やっぱり知りたい!対話篇 レヴィナス×ヨナス 第三回「フィクション」 in京都
イベントは終了しました
二〇世紀を生き抜いた二人のユダヤ人哲学者、エマニュエル・レヴィナスとハンス・ヨナスの思想を手掛かりに、実際には存在しなかった対話を想像する試みです。
第三回のキーワードは「フィクション」です。(第一回は「さまよえるユダヤ人」、第二回は「食べる」)
一般に、哲学とフィクションは根本から異なるものであると考えられています。一方はリアリティの精確な追究をその本質とし、他方はあくまで現実から離れた遊びの範疇にあるとされるからです。しかし今回、あらためて問うてみたいのが、哲学にフィクションは不要なのかという問いです。
哲学が現実に存在するもの(あるいは、存在すること)を対象とするとしても、そのアプローチの方法はさまざまです。哲学はその道具である言語を使って論証・記述・明確化・対比などの作業を行います。しかし、その過程において「もし……であれば(でなければ)」と考えない哲学者はいないはずです。このときにおそらく、この学問領域に固有の仕方で、ある種の「フィクション」と出会っているのではないでしょうか。
レヴィナスは文学作品を人間関係を考察するためのヒントとしています。他方、ヨナスは虚構的筋立てを通じて神を理解しようとします。今回私たちは両者の歩みをたどりながら、哲学の営みを――架空の対話という「フィクション」を通して――ふたたび位置づけ直してみたいと思います。
【会場でのご参加について】
・来場の際にはマスクの着用をお願いいたします。
・消毒用のアルコールをご用意しておりますので来場の際にご協力をお願いいたします。
・当日、体調の優れない場合はご来場をお控えください。
・会場参加チケットをご購入された方も配信視聴、アーカイブ視聴が可能です。
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・オンライン参加のチケットをご購入いただいた方には、イベント開始の2時間前にメールにてオンライン会場となるvimeoページのURLを送信させていただきます。
・メールは〈gaccoh009@gmail.com〉からお送りいたします。迷惑メール等の設定により届かない事がないよう受信設定のご確認をお願いいたします。
・イベント終了から2週間後の23:59までアーカイブ視聴が可能です。
お問合せ:gaccoh009@gmail.com
ナビゲーター:
松葉類
まつば・るい
京都大学文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。現在、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部非常勤講師。専門は現代フランス哲学、ユダヤ思想。共訳書にミゲル・アバンスール『国家に抗するデモクラシー』(法政大学出版局、二〇一九)、フロランス・ビュルガ『猫たち』(法政大学出版局、二〇一九)ほか。
戸谷洋志
とや・ひろし
関西外国語大学准教授。専門は哲学・倫理学。博士(文学)。20世紀の哲学者ハンス・ヨナスを中心としながら、未来世代への責任を研究して いる。著書に『ハンス・ヨナス 未来への責任』(慶應義塾大学出版会)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版)、『原子力の哲学』(集英社)など。
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チケット情報
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会場参加チケット(5席限定)
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