伊藤野枝・大杉栄から読み解く、1920年代の女性と社会」シンポジウム

Name: 伊藤野枝・大杉栄から読み解く、1920年代の女性と社会」シンポジウム
Start: 2024-09-15T13:00:00+09:00
End: 2024-09-15T17:15:00+09:00
Location: 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー１階 1011教室

イベントは終了しました

関東大震災から戦争の時代へ女性は如何に闘ったか

2024/9/15(日) 13:00～2024/9/15(日) 17:15

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昨年は、関東大震災の後に起きた伊藤野枝・大杉栄虐殺や、亀戸事件、朝鮮人・中国人殺害等に光が当てられましたが、今年はその関東大震災に立ち向った庶民、そして軍官や医療の動きなどの全体像にまず迫ります。鈴木淳先生の著書は、読みながら自らの顔面が猛火に晒されているような迫力があります。

もう1つが、「青鞜」廃刊と伊藤野枝の死後、女性の社会への働きかけはどうなって行ったか。1920~30 年代の戦争の足音を聞きながら、またNHKドラマ「虎に翼」の舞台となった明治大学で、羽仁もと子はじめ女性と社会との格闘を見ていきます。

登壇者・経歴

鈴木　淳
東京大学大学院教授。日本近現代史。著書に『関東大震災消防・医療・ボランティアから検証する』(講談社学術文庫)『明治の機械工業』(ミネルヴァ書房)など多数。専門は明治期社会経済史。

森まゆみ
作家・編集者。著書に『「青鞜」の冒険』(集英社文庫)『聞き書き・関東大震災』(亜紀書房)、編著に『伊藤野枝集』(岩波文庫)など多数。最新刊に羽仁もと子を扱った『じょっぱりの人』(婦人之友社)がある。

加藤陽子
東京大学大学院教授。日本近現代史。著書に『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫)『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)など多数。NHK Eテレ「100分deフェミニズム」で伊藤野枝を論じた。

田中ひかる
明治大学法学部教授。社会思想史・アナーキズム史。編著に『アナキズムを読むー〈自由〉を生きるためのブックガイド』(皓星社)など。

スケジュール

13時〜 13時15分	「開会挨拶」　　田中ひかる（明治大学教授）
13時15分〜 14時15分	講演「関東大震災の全体像　～　消火、医療、救援活動など」　　鈴木淳（東京大学教授）
＜休憩10分＞
14時25分〜 15時25分	講演「関東大震災と自由学園・羽仁もと子～『婦人之友』は伊藤野枝大杉栄虐殺事件をどう報じたか」　　森まゆみ（作家）
＜休憩10分＞
15時35分〜 16時35分	講演「歴史のなかの女性～1920年代と30年代の比較の視点から」　　加藤陽子（東京大学教授）
＜休憩10分＞
16時45分〜 17時15分	「会場からの質問と回答・ディスカッション」＜閉会＞　　鈴木淳・森まゆみ・加藤陽子