第5回 世界哲学における翻訳の問題──翻訳とは誤読の温床か、それとも新しい思想の芽生えか
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第5回 世界哲学における翻訳の問題──翻訳とは誤読の温床か、それとも新しい思想の芽生えか
2022/9/1(木) 14:00~2022/9/1(木) 17:00
世界哲学における翻訳の問題──翻訳とは誤読の温床か、それとも新しい思想の芽生えか
会場 東京大学駒場キャンパス 東アジア藝文書院セミナー室(101号館1F)
発表1 護山真也 「色即是空」のアポリア──「~性」をめぐる翻訳の問題
発表2 小村優太 アラビア哲学と翻訳──自然言語の限界にたいする挑戦
発表3 齋藤直子 翻訳としての哲学(philosophy as translation)
発表4 阿部賢一 文芸翻訳の機能──パヴェル・アイスネルの事例から
共編著『世界哲学史』全8巻
護山真也 仏教学・比較思想。信州大学。『仏教哲学序説』(未来哲学双書)
小村優太 アラビア哲学。早稲田大学。『イブン・シーナーにおける内的感覚論の形成と発展』
齋藤直子 アメリカ哲学。京都大学。『〈内なる光〉と教育──プラグマティズムの再構築』
Naoko Saito, American Philosophy in Translation (Rowman&Littlefields, 2019)
阿部賢一 中東欧文学。東京大学。『東欧文学の多言語的トポス』(共著)
この世界には多様な言語と文化があり、それぞれが歴史的に哲学を展開してきた。それらの間での思想の伝達や議論には翻訳が必要であり、その間では必ず相違やズレが生じる。しかし、翻訳をつうじて思想は新たな生命を宿し、別の文化に根付いていく。そういった世界哲学における翻訳の問題を、真理・普遍性という視点から考察したい。世界哲学とは単に多様な哲学伝統を並べて見ることではなく、それらの間のダイナミックな交流や対決、統合や分裂のなかに哲学の活力を確認する作業だからである。シンポジウムでは、類似の問題に向き合ってきた「世界文学」や、哲学における翻訳論、インドから中国、ギリシアからアラビアといった文化圏をまたいだ翻訳の歴史を取り上げたい。
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