よそ者の公共性を考える -いわき・島根・釜ヶ崎の現場から-【小松理虔×田中輝美×白波瀬達也】
イベントは終了しました
【イベント概要】
メガ・イベントやコロナ禍で都市の過密が疑問視される反面、地方においては過疎が課題となっています。この地方の余白は、誰が埋めていくべきなのでしょうか。
これからの地域おこしは「当事者」でなく「共事者」から考えるべきだと『新復興論 増補版』を上梓した福島県いわきのローカルアクティビスト・小松理虔さんは言います。
時を同じくして、ローカルジャーナリスト・田中輝美さんは『関係人口の社会学』において理論化した「関係人口」に、その課題解決の糸口を見ます。
そこでこの度、ソーシャルディアでは「共事者」や「関係人口」を巡り、社会学/社会福祉学の観点からまちづくりの研究をされている白波瀬達也さんとの鼎談イベントを企画いたしました。
「地域おこし」に関心のある方はもちろん、すべての方にとって「自分のローカル」と向き合うための時間となればと思います。
※チケットをご購入いただいた方は、イベントから１か月間、本ウェビナーのアーカイブ視聴が可能です。視聴方法はイベント終了後にご案内します。
【登壇者】
小松 理虔(こまつ りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。ローカル・アクティビスト。小名浜の商店街でオルタナティブスペース「UDOK.」を主宰しつつ、食、観光、文化・芸術、福祉などの領域でさまざまな企画、メディア制作などに関わる。2018年には、地元の水産加工会社とともに取り組んだ「あおいちプロジェクト」でふくしま地産地消大賞優秀賞を、編集・ライターとして関わる「いわきの地域包括ケア igoku」でグッドデザイン金賞をそれぞれ受賞。活動の傍ら執筆活動も行っており、震災後の活動についてまとめた『新復興論」（ゲンロン）で第18回大佛次郎論壇賞を受賞。このほか著書に『地方を生きる』、『ただ、そこにいる人たち』、『ローカルメディアの仕事術』など。
田中 輝美(たなか てるみ)
島根県浜田市出身・在住。ローカルジャーナリスト。山陰中央新報記者として琉球新報社との合同企画「環りの海－竹島と尖閣」で2013年新聞協会賞受賞。2014年秋、同社を退職して独立、変わらず島根を拠点に活動している。大阪大学大学院人間科学研究科で関係人口をテーマに研究し、博士（人間科学）を取得。2021年、島根県立大学地域政策学部准教授に着任した。著書に『地域ではたらく 「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版、第29回地方出版文化功労賞受賞）、共著に『みんなでつくる中国山地』（中国山地編集舎）など。
白波瀬 達也(しらはせ たつや)
京都府生まれ。社会学者。専門社会調査士、社会福祉士。2008年、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。大阪市立大学都市研究プラザ博士研究員などを経て、2007年から2013年にかけて地域福祉施設「西成市民館」でソーシャルワーカーとして活動。2021年に関西学院大学人間福祉学部准教授。専門は福祉社会学・宗教社会学・質的調査法。著書に『宗教の社会貢献を問い直す』（ナカニシヤ出版）、『貧困と地域』（中央公論新社）、共著に『釜ヶ崎のススメ』（洛北出版）など。
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チケット情報
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990円
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