ローカル鉄道・地域づくり大学 ウインタースクール 2022 in茨城
イベントは終了しました
ローカル鉄道の経営課題とその取り組みを学び、地域づくりにどのように貢献していけるかを学ぶ場として、これまでは毎年夏期にサマースクールを実施してまいりましたが、コロナ禍の影響により2019年以降中止しておりました。
このたび一部内容をリニューアルし、また参加費無料のウインタースクールとして開催することとなりました。鉄道や旅好きの方、鉄道会社や公共交通にお勤めの方、ローカル鉄道を持つ地域行政のご担当者や住民の方、将来の鉄道経営者を夢見る方など、幅広くご参加をお待ちしております。
開催日程
2022年1月15日(土)&1月16日(日)
【座学】アフターコロナにおける地方鉄道の未来に向けて
講師:中川大(富山大学副学長、京都大学名誉教授)
コロナ禍では、すべての公共交通機関が経営面で大きな打撃を受けています。特に地方の公共交通はこのままでは経営が成り立たなくなるものも多く、今こそアフターコロナを見据えて地方公共交通をどう評価し、その存続に向けてどのような対策を行うべきかをしっかりと議論する必要があります。公共交通の第一人者である中川先生に、アフターコロナの地方公共交通のあり方についてお話を伺います。
【座学】ローカル鉄道へのコロナ禍の影響 ーひたちなか海浜鉄道ケーススタディー
講師:吉田千秋(ひたちなか海浜鉄道株式会社 代表取締役社長)
第三セクター転換後、様々な施策で乗客を増やし、新駅の設置や路線延伸など積極策にも取り組むひたちなか海浜鉄道。ここでもコロナ禍の影響は大きく、乗客の大幅減が続いています。ひたちなか海浜鉄道のこれまでの経営を振り返りつつ、コロナ禍における厳しい現状とこれからの対策を、具体例を挙げながら学びます。
【パネルディスカッション】湊線を支える市民・行政パネルディスカッション
講師:佐藤彦三郎(おらが湊鐵道応援団長)、村上剛久(元ひたちなか市役所職員)、伊藤敦之(おらが湊鐵道応援団)、吉田千秋(ひたちなか海浜鉄道社長)
ローカル鉄道と地域の関わりの秘訣を知るパネルディスカッション。ローカル鉄道の経営は、第三セクターであれ私鉄であれ地域の支援がなくては成り立ちません。全国にある多くのローカル鉄道が廃線になっていく中、ひたちなか海浜鉄道の再建には、地元住民や行政担当者の活躍が大きな支えとなりました。コロナ禍の影響を受け、鉄道と地域の関係性はどう変化したのか、そして今後どうなっていくのかを、湊線のキーパーソン達に伺います。
【座学】鉄道ファンと考えるローカル鉄道盛り上げ策 その1、その2
講師:市川紗椰(モデル)、向谷実(株式会社音楽館代表取締役/ミュージシャン)
ローカル鉄道がコロナ禍から回復を図るために、地元住民だけではなく全国の鉄道ファンを乗客として取り込もうと考えている鉄道事業者は少なくありません。ローカル鉄道復活の鍵を握るとも言える鉄道ファンを代表して、モデルの市川紗椰さんとミュージシャンの向谷実さんをお迎えし、鉄道ファンの視点からローカル鉄道をどのように盛り上げていけるかをともに考えます。
※カリキュラム内容は変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
スケジュール
DAY1- 1月15日(土)
12:00 | ひたちなか市役所(最寄駅:勝田)にて受付開始 |
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12:30 | 開講の挨拶、オリエンテーション |
12:40 | 【ローカル鉄道へのコロナ禍の影響 ーひたちなか海浜鉄道ケーススタディー】 |
13:40 | ホテルニュー白亜紀へひたちなか海浜鉄道湊線で移動 |
14:40 | 【アフターコロナの地方公共交通のあり方】 |
16:20 | 休憩 |
16:30 | 【湊線を支える市民・行政パネルディスカッション】 |
17:30 | 初日終了、現地解散 |
DAY2- 1月16日(日)
10:20 | 阿字ヶ浦駅にて集合 |
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10:30 | 【鉄道ファンと考えるローカル鉄道盛り上げ策 その1】 |
11:50 | 休憩 |
12:50 | 【鉄道ファンと考えるローカル鉄道盛り上げ策 その2】 |
14:20 | 修了式 |
14:30 | 現地解散・補講(質疑応答) |
学習のフィールド「ひたちなか海浜鉄道」
サマースクールを開催する舞台は、ひたちなか市と茨城交通が出資する第三セクター方式のひたちなか海浜鉄道です。勝田駅から阿字ヶ浦駅まで計11駅14.3kmの湊線を運営しています。
勝田駅は、上野駅より、特急でおよそ1時間半の場所にあり、沿線には国営ひたち海浜公園や那珂湊おさかな市場、アクアワールド大洗水族館、歴史史跡などの観光名所もあります。
実施会場
-ひたちなか市役所 最寄り駅:勝田
-ホテルニュー白亜紀 最寄り駅:磯崎
-キハ2005(阿字ヶ浦駅構内)
対象者
-鉄道が好きで、普段は経験できないことを学びたいと思っている⽅
-将来、鉄道の経営に関わりたいと思っている⽅
-鉄道など公共交通事業に従事されている⽅
-旅⾏、乗りつぶし、写真、ダイヤ、⾞両など鉄道が好きなレールファンの⽅
-交通政策や地⽅創⽣に関わっている地域・⾏政関係者 など
費用
参加費無料
宿泊施設について
例年のサマースクールとは異なり、ウインタースクールは参加費無料となり、ご宿泊のご用意は行わないこととなりました。
現地にて宿泊ご希望の方は、ご自身で旅館・ホテルのご手配をお願いいたします。
詳細は、ローカル鉄道・地域づくり大学のサイトをご確認ください。
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