早川奈穂子フォルテピアノリサイタル ~プレイエルとショパンの物語~
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"ショパンは、少し柔らかくヴェールがかった様な、銀の様な音色の、
タッチの軽いこのプレイエルのピアノをとりわけ愛用していた。"
フランツ・リスト
1845年製のプレイエルを使用したコンサート。ピアニストの早川奈穂子は現在日常的にプレイエルを弾く環境にあり、モダンピアノとは全く異なる感触と音に毎日触れることにより、新たな発見、価値観の変化に満ちた日々を送っている。ショパンが使用していたものと同型の楽器によるショパンの音楽、当時の音のニュアンス、高低バランス、余韻の違い、ショパンのペダル記譜に従ったプレイエルでの効果・・・。
CDでは聴くことができない空気を通した音、19世紀プレイエルの生の音をご堪能下さい。
《プログラム》
ショパン/バラード全曲、
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ノクターンNo.8 op.27-2, No18 op62-2
マズルカop.6-1,op.6-2
練習曲op.10-12"革命", op.25-2
前奏曲op.28-15"雨だれ"
Pianist 早川奈穂子
大阪音楽大学卒業。学内では演奏家のための特別選抜コースにて野島稔氏に師事し在学中よりコンクールに多数入賞。学外ではBarry Snyder氏の元で数年に渡りロシア奏法を学ぶ。クールシュヴェル国際音楽アカデミー(フランス) へ渡り研鑽、現地でのコンサートに出演。その後モスクワ音楽院セミナーにてディーナ・ヨッフェ女史に度々彼女の元への留学を薦められ、数年間レッスンを受ける。岸本雅美女史の元ではバロック・古典作品の演奏法を特に学び、演奏と理論の礎に多大な薫陶を受ける。2001年ノーヴィ国際音楽コンクール第1位を受賞。2006年ポーランド国立ショパン大学にてテレサ・マナステルスカ女史の元研修し、ポーランドにおけるショパンの伝統的な演奏法を学ぶ。その間ウィーンやドイツ・イタリアで学んだ様々な声楽家・管弦奏者の指導下でのレッスンピアニストを長年務め、声楽的・他楽器の見地からの演奏法にも触れる。
現在は全国各地でリサイタルや多数のコンサートに出演。京都市交響楽団メンバーとも室内楽共演を重ねる他、協奏曲ソリストとしても各オーケストラより招聘され出演する。
近年は共演中の創作演奏をきっかけに作編曲の依頼も増え楽譜出版に携わり、編曲作品はCD収録やコンサートでよく使用されておりラジオでも取り上げられる。楽器店での楽曲レクチャーやコンサート、新響楽器コンクールやヤマハヤングピアニストコンサート審査員を務める他、東北や熊本での復興支援コンサートにも長年関わり、心と体・脳・自然・哲学・教養、豊かな視点で後進指導にも携わる。
2017年春よりピリオド楽器(プレイエル1845年、エラール1875年、ロングマン1789年、他)に偶然出逢う。試弾を聴いていたイギリス人楽器オーナーによりプレイエルによるレコーディングプロジェクトにスカウトされ、従来よりショパンに関心の深かった彼女はプレイエルにも魅せられ、日常的にそれらの楽器を練習できる機会に恵まれた。現在CDを制作のため18〜19世紀のピリオド奏法をパリ在住のSally Sargentの元で学び、更なる理解を深めている。2019年夏にはイギリスの5つのピリオドピアノコレクションを訪れ、約70台のピリオド楽器(1600~1800年代)を実際に試弾。その際試弾を聴いていたFinchcocks CollectionオーナーよりFinchcocksコンサートシリーズに招待され出演予定。(延期中)
お問い合わせ・マネージメント
ミュージック・アート・ステーション
06-6836-7067 music_art_station@yahoo.co.jp
https://www.facebook.com/music.art.station
後援
ポーランド広報文化センター
一般社団法人 全日本ピアノ指導者連盟(ピティナ)
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