★無料★「英語教育と生成AI」(第8回ESIBLA教育フォーラム)
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英語教育と生成AI
生成AIが英語教育にどのように活用されているかについて、概念と実践の両面から探ります。
開催日時
2024年10月12日(土)
開 場:12時30分開 始:13時00分終 了:15時00分
開催形態
Zoomミーティングを通してのオンライン開催
※Zoomのアクセス情報は10月11日にお知らせします。
料 金
無料
プログラム
基調講演のほか、ウェビナーを開催予定です
基調講演 13:00~13:45
英語教育と生成AI:可能性と課題
登壇者
田中 茂範 先生(慶應義塾大学名誉教授)
講演内容
学校英語教育を取り巻く環境は大きく変化し、教室空間内だけで英語指導を完結するという考え方から、オンライン英会話や生成AIの台頭により、教室の空間を外に開くという考え方にシフトしている。ここでは、生成AIの可能性とその課題について、理論・実践の両面から議論を進めていきたい。生成AIを教育の中に位置づけるには、まず、生成AIの特徴を明らかにしなければならない。その際の留意点をまとめると、(1)生成AIはもっともらしいが間違った情報を含んだ内容を生成するだけでなく、間違いでなくてもバイアスがあることから生成された内容を鵜呑みにすることはできないということ、(2)人間の生きるコンテクストと生成AIが依拠するコンテクストは異なるし、また本来的な意味で生成AIは人間のように「理解」することはできないこと、 (3) 生成AIには「業務遂行機能」と「情報提供機能」があるが、教育で注目すべきは「情報提供機能」のほうであり、情報をいかにして有用なリソースに変えるかがポイントになること、 (4)その際、生徒側の制作力、比較力、評価力が大切になることが含まれる。これらのことを考慮したうえで、生成AIを効果的に使うために大切なことは、英語教育の目標である確かな英語力を育てる全体像に生成AIを位置づけることである。この発表では具体的な事例を取り上げながら、議論していく。
プロフィール
田中 茂範(たなか しげのり)
コロンビア大学大学院博士課程(教育学博士)
茨城大学 1984-1989 慶応義塾大学 1990-2018 を経て慶應義塾大学名誉教授、インターナショナルモンテソーリミライキンダーガーテンの名誉園長を務める。専門:言語論、意味論、英語教育、探究学習。100冊以上の書籍の出版、120本以上の論文を執筆。現在、学校で、探究学習と英語学習のカリキュラム開発、教材開発を行っている。
セッション1 14:00~14:45
生成AIを活用したこれからの授業の考え方とつくり方
登壇者
豊嶋 正貴 先生(國學院大學教育開発推進機構兼任講師)
講演内容
生成AIを活用したこれからの英語授業の考え方と作り方について、具体的な提案を行います。
はじめに、生成AIの基本と教育現場での応用方法、特に生成AIを活用して個別最適な学びを実現する方法、教材作成や試験問題作成の方法、評価の自動化など、教師の業務を効率化する手法をご紹介します。
また、生成AIを活用したスピーキング練習、ライティング指導、アウトプット活動に対するフィードバック生成を通じて、生徒の学びをさらに深める授業モデルを提案します。
さらに、生成AIの導入に伴う課題や倫理的な問題にも触れ、プライバシー保護や教育の質とのバランスを考慮しながら、英語教育の未来がどのように進化していくかを展望します。
プロフィール
豊嶋 正貴(としま まさたか)埼玉県出身。國學院大學教育開発推進機構 兼任講師 他。NHK高校講座「英語コミュニケーション」講師。大修館書店『英語教育』「生成AI活用術研究所」(連載中)関西大学大学院外国語教育研究科博士課程前期課程修了。英語授業研究学会理事、ELEC同友会英語教育学会理事。文部科学省検定中学校教科書『NEW HORIZON English Course 1・2・3』(東京書籍)編集委員、文部科学省検定高等学校教科書『NEW FAVORITE Logic and Expression』『Power On』(東京書籍)編集協力、『コミュニケーションのための総合英語』(共著、朝日出版社)ほか。文教大学付属中学校・高等学校を歴任、同校進路指導部長として、平成30 (2018) 年度「第12回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」受賞
メッセージ
生成AIを活用した英語授業作りのヒントを提供し、次世代の英語教育を共に考える場としたいと思います。
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