【 新潮講座 】 鉄道150年歴史講座 ──明治から大正へ in東京
イベントは終了しました
2022年に、日本の鉄道は開業150年を迎えます。
明治から大正にかけて発展拡大していくなかで、明治期に隆盛してその後に衰退したものに、煉瓦建築と馬車・人車鉄道があります。煉瓦は、鉄道においては、トンネル、橋、ホームなどの構造物から、駅舎、変電所、機関庫、ランプ小屋などの建築物にまで、広範に使用されました。現在でも、「明治からの贈り物」のように、美しい姿をあちこちで見ることができます。一方、明治15年に登場した東京馬車鉄道をはじめ、全国でその姿が見られた馬車鉄道や「不思議な乗り物」人車鉄道も、明治の終わりにはその役割を終えます。そして、大正12年9月1日の関東大震災は、鉄道にも大きな被害をもたらしました。また、これを契機にコンクリートの時代が到来します。
当期〔2019年1月~3月期〕の講師は、小野田滋さん、今尾恵介さん、内田宗治さん。煉瓦研究の第一人者の小野田さんには煉瓦と鉄道について、今尾さんには地形図と都市図を駆使して馬車・人車鉄道を、内田さんには関東大震災の被害の実態とその後を、じっくりとお話しいただきます。
(鉄道編集者/田中比呂之)
【講師紹介】
1/31(木):小野田滋(おのだ・しげる) 1957年愛知県生れ。日本大学文理学部応用地学科卒業後、日本国有鉄道入社。現在、鉄道総合技術研究所勤務。工学博士。著書に『鉄道構造物探見』『鉄道と煉瓦』『高架鉄道と東京駅』『東京鉄道遺産』『関西鉄道遺産』等。「ブラタモリ」「美の巨人たち」等のTV番組にも出演。
2/28(木):今尾恵介(いまお・けいすけ) 1959年、横浜市生れ。出版社勤務を経て、1991年、フリーに。地図、地形、地名、時刻表、鉄道関連の記事や書籍を精力的に執筆。新潮社「日本鉄道旅行地図帳」シリーズ監修者。著書に『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み』『地図で解明! 東京の鉄道発達史』『地図と鉄道』等。
3/11(月):内田宗治(うちだ・むねはる) 1957年、東京都品川区生れ。フリーライター。元・実業之日本社の記者、編集者。同社在勤中は、経済記者のほか、「ブルーガイド」シリーズなど、多くの旅行案内書の編集に関わった。著書に、『関東大震災と鉄道』(新潮社)などがある。
【日時】
2019年
1月31日(木)
2月28日(木)
3月11日(月)
各19:00~20:30
全三回
※一回毎のお申込みも可能です。
【受講料】
三回一括申込の方 9,720円(税込 3,240円×3回相当)
一回ごと個別申込の方 3,500円/回(税込)
【各回の内容】
1月31日(木)「鉄道と煉瓦」 講師:小野田滋
明治期の鉄道構造物・建築物のあらゆる場面で登場する煉瓦。ただし大正初期には終焉を迎えます。なぜ煉瓦は早々に退場したのか。詳しく解説します。
2月28日(木)「短命に終わった馬車・人車鉄道」 講師:今尾恵介
都市路面電車の基礎ともなった馬車鉄道。人力車の鉄道版ともいえる人車鉄道。どちらも長続きせず電車に発展するか廃止に。謎の多い馬車鉄道・人車鉄道の姿に地形図・都市図を駆使して迫ります。
3月11日(月)「関東大震災と鉄道」 講師:内田宗治
「3.11」(東日本大震災)から8年目。大正時代に起きた関東大震災を振り返りつつ、震災と鉄道をあらためて考えてみましょう。
*
聞き手(三回とも):田中比呂之(たなか・ひろし) 1957年生まれ。新潮社勤務(「日本鉄道旅行地図帳」シリーズ等を編集)を経て、2017年フリーに。
コメント
チケット情報
このチケットは主催者が発行・販売します
【三回一括】鉄道150年歴史講座 2019/1/31(木)、2/28(木)、3/11(月)受講料3,240円×3回分
[販売期間] 11/15(木) 10:00~1/31(木) 19:00
【個別の回の申込】鉄道150年歴史講座 2019年 1月31日(木)の回
[販売期間] 11/15(木) 10:00~1/31(木) 19:00
【個別の回の申込】鉄道150年歴史講座 2019年 2月28日(木)の回
[販売期間] 11/15(木) 10:00~2/28(木) 19:00
【個別の回の申込】鉄道150年歴史講座 2019年 3月11日(月)の回
[販売期間] 11/15(木) 10:00~3/11(月) 19:00
販売条件
電話お申し込みの方は、
03-3266-5776
へご連絡ください(受付時間:平日10時~18時)。
お支払いいただいた受講料は、キャンセルもしくは欠席の場合でも原則としてお返しいたしません。
お支払い方法
チケットの取出し方法
主催者のFacebookページ
お問い合わせ先
- メールアドレス
- 電話番号
-
平日10:00〜18:00
このイベントを見ている人にオススメ
読み込み中