戦争の記憶を継承する方法 ~あの戦争を知らない世代による「記録」の仕方~ in東京
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【講座概要】
戦争の記憶の継承方法は、いま、大きく変貌しようとしています。戦争体験は、体験者の「わたしの物語」から、戦争を知らない世代の「わたしの物語」へと、シフトチェンジしつつあるのです。すなわち、あの戦争をこれから先の未来に向けて語り継ぐための主人公は「語り手」から「聞き手」へと変わっていこうとしています。これから迎えるであろう「戦争体験者のいない時代」と、どう向き合うか。「戦争の証言者がいない時代」に向けて、戦争の記憶と、それをめぐる語りを、どう伝えていけばいいのか。講師のこれまでの取材方法や「記録」の仕方等を紹介し、これからできるやり方を皆さんと一緒に具体的に考えます。
【日時】
2017年 8月7日(月)、8月21日(月)
19:00~20:40 全2回
(教室開場は30分前です)
【受講料】
6,480円(税込 3,240円×2回)
【講師紹介】
1976年、愛媛県生まれ。徳島大学総合科学部卒業。在学中に中国の吉林大学に国費留学。貿易会社、出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。国交のなかった1970年に中国から自力で帰国した元戦争孤児の父の足跡を追った『あの戦争から遠く離れて──私につながる歴史をたどる旅』(2007年、情報センター出版局。後に、文春文庫)で、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞、黒田清JCJ新人賞を受賞。同書は「遥かなる絆」のタイトルでTVドラマ化も(2009年にNHK「土曜ドラマ」で連続放映された)。他に、『長春発ビエンチャン行き 青春各駅停車』『黒島の女たち──特攻隊を語り継ぐこと』(ともに、文藝春秋)等の著書がある。2015年1月に刊行した『祖国の選択──あの戦争の果て、日本と中国の狭間で』(新潮社)が、この夏、新潮文庫化。
【各回の内容】
・取材対象との関係づくり
・自分の立ち位置を考える
・「素材」の集め方
・「素材」の取捨選択
・大事な「年表づくり」
・「身内」を書くということ──『あの戦争から遠く離れて』の場合
・『祖国の選択』や『黒島の女たち』の方法
・TV番組「黒島を忘れない」に見るドキュメンタリーの手法
・「書く」「記録する」「伝える」具体的なやり方
etc.
※受講料、教材費は税込金額です。
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Ticket Information
このチケットは主催者が発行・販売します
8月7日(月)、8月21日(月)「戦争の記憶を継承する方法」受講料(税込3,240円×2回)
[Sales Period] 5/16(Tue) 10:00~8/7(Mon) 18:30
【途中の回からの受講】「戦争の記憶を継承する方法」二回目=8月21日(月)=のみの受講 受講料:3,240円(税込)
[Sales Period] 8/7(Mon) 19:00~8/21(Mon) 18:30
Ticketing Terms & Conditions
電話お申し込みの方は、
03-3266-5776
へご連絡ください(受付時間:平日10時~18時)。
お支払いいただいた受講料は、キャンセルもしくは欠席の場合でも原則としてお返しいたしません。
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